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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】試験が終わりました(2ヵ月前に……)

02月16日, 2008 | インド古典音楽を習っています

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試験が済み、どうやら3年生に進級はできたかな、とおそるおそる、
また新しい一年の、いつのまにか2ヵ月目を迎えて、それももう半ばとなりました。
世の中、株が暴落したり、石油が値上がりしたり、人々が対立したり、
セレブの誰と誰がくっついたり別れたりと、実に忙しいです。
まじまじと見ていると疲れてしまいますから、そんなときはちょっと窓の外でも眺めます。
家の前のネムノキはどんどん葉っぱを落とし、ほとんど裸になってしまいましたが、
かわりに真新しい新緑もちらほらのぞかせています。
今日は久しぶりに、頭にとさかのある鳥ちゃんが姿を見せました。
暑さが復活してきて、今日はひさびさにパンカー(天井ファン)が回りました。
来月にホーリーを迎えれば、またA/C に頼る暑さの始まりです。

 

12月18日。初めてのペーパーテストは、心配した割にはユルく、
先生がスキを見てはみんなに教科書を読み上げたりしていました。
どうやら先生たちにとっても、
「こういう知識も大事だけど、やはり実技面のほうが大事」ということらしく、
歌を一所懸命頑張っている才能ある生徒がペーパーで落ちる、

という事態だけは避けたいのでしょう。
みんなが先生の読み上げる教科書をもとにせっせと答案用紙を埋めるのに対し、
あくまでマイペースでそことは関係ない問題をやっていた私は、
その恩恵にあずかることはできませんでしたが、
答案用紙を提出前に先生にチェックしてもらい、
書き方などが違うところ、足りない部分などを「ここにこう書きなさい」などと指示され、
3時間(!)という試験時間ぎりぎりいっぱいを使って力の限り書き尽くしました。
終わったときには、大半の生徒はさっさと書き終えて姿を消していました。
試験を受けるべく学校へ向かう駅からの道、
歩いていたら上から鳥の糞が落ちてきて、胸元にびーんとフンの汚れが!!
う~ん、これはウンがついたと思うべきなのか、それとも運が悪いと思うべきか……と

少々心穏やかではありませんでしたが、
試験を終えてみると、運とかなんとかではなく、
結局は、どれだけシリアスに勉強したか、が問題だなぁと実感されました。

 

1月8日。今度は実技試験。コンディションは最悪でした。
ほとんどノイローゼ状態。ホントです。
風邪をひいて声が出ないため、しばらく練習ができない日々が続いたのですが、
声を出していないと、結局歌を忘れてしまうのです。
声が出ない→歌を忘れてしまう→自信喪失→声が出ない……の悪循環で、
もう日々泣き暮らしていました。これホントです。
だから本当は思い出したくないです。
試験当日も声はあまり良くは出ない状態で、精神的にもう、恐慌状態。
表面的に平静を保っていられるのが不思議なぐらいでした。
顔色に出たのでしょう、試験官の先生はあっけないぐらい短く試験を終え、
私を解放してくれました。
気分のなんとよかったこと。安心したこと。
たとえようがありません。
今でも、終わってよかった、と思います。
残念ながら、1年生の時の進級試験のように、何と何をやった、と細かくレポートができません。
とにかくその気持ちの「“使用前/使用後”的変化」だけは忘れられません。

 

今日は手短に、試験レポートのみ(←ってもう2ヵ月前の話でした)。
写真は、3年前に横浜で会った、むやみに機嫌の悪いとら。
ひたすらじっとしていて、不機嫌が去るのを待っているかのよう。
ちょっかいを出し続けると、腹立ちに堪えかねて、爪出し猫パンチを食らわせてきた。

【Satyanamak】タブラ試験

12月31日, 2007 | インド古典音楽を習っています

14 Comments

ここには最近書いていないが、音楽学校でインド古典音楽に使う太鼓「タブラ」の勉強をしている。

去年、MotiDDが試験を受けたときは見送ったのだが、今年はついに年貢の納め時、

タブラの進級試験を受けることになった。
どんなことをやるのかというと、とにかくカイダというのを暗記しなければならない。
カイダとはあらかじめ決まったタブラ独奏曲で、それぞれのテーマに沿って徐々に
変奏しながら8~10とおりぐらいのパターンを次々に演奏していく。
この一年ちょっと、タブラの授業では先生からひたすらこのカイダを教わって、
ノートに取って練習していた。例えばカイダのテーマはこんな感じ。

 

ダティタダティタダダティタダゲティナキナ

タティタタティタタタティタダゲディナギナ

 

何かの呪文みたいだが、この「ダ」「ティタ」「ナ」などは
みんなタブラの叩き方に対応していて、これが楽譜の代わりになる。
これの少しずつ違うバリエーションが8~10とおり、それに「締め」となるティハーイで1つのカイダ。

このカイダを6つ暗記しろと先生から指示され、2ヵ月ほどかけて少しずつ覚えた。
いつもノートを見ながら練習していたので、ノートを見ずに記憶に頼っての演奏には苦労した。
なにしろ、叩きながらパターンを順番どおりに思い出さなければならないのだ。

 

演奏のほかに、タブラやインド古典音楽のシステムについての質問に
答えなければならず、結構ひねくれた質問もあるらしい。
もちろん試験はヒンディーではなく英語で行われるのだが、
緊張して質問の意味すら理解できないんじゃないか……と心配だった。

 

当日は家でひととおりカイダの練習をした後、登校。
試験の順番はなかなか回ってこず、先生と他の受験生数人と、教室で待機。
家でさんざん練習したカイダを繰り返し復習して時間をつぶす。
気が付けばタブラについた手垢で指や手首が真っ黒。
結局2時間たっぷり待たされて、ようやくお呼びがかかった。

 

試験会場は校長先生の部屋。
試験官のおじさん、校長先生、タブラの先生、MotiDDの歌の先生が座っている。
自分はタブラの置かれた小さなステージのようなところに座る。
試験官が「名前は?」と話しかけてくる。
すぐに緊張する小心な性格なので、こういう場では舞い上がって失敗することがある。
日本にいた頃、2年ちょっと前に受けたバイク免許の実技試験でも一度、
エンジンを掛ける時点で緊張してエンスト、走り出せば危険運転で見事落第したことがある。
どうなることやら。

 

まず、「タブラについて説明しなさい」と、いきなり漠然とした質問が来た。
何と答えて良いか分からず、「えーと、インド古典音楽で使われる楽器で……」と
答え始めたものの、後が続かずまごまごしていると、
タブラの先生が「タブラのパーツを答えろ」と助け船を出してくれた。
試験といってもそんなに厳格に独力で対峙しなければならないものではなく、
ところどころでヘルプがあったし、演奏でミスしてもバイクの試験とは違って減点されることはない。
授業を真面目に受けたかどうかが問われている。

パーツ名、ヒンディー語だがちゃんと覚えてきたので大丈夫。知っている限りのパーツ名を答える。

 

次の質問は、タブラのチューニング法について。チューニングは実際やっているので難なく回答。

 

次は、タブラの基本的な叩き方。先ほど書いた「ダ」や「ディン」といった音はどうやって叩くのか、
タブラのパーツ名と絡めて答える。こういう質問が出る、と先生に事前に聞いていたので、
焦らず答えることができた。

 

続いては、タブラの用途について。独奏と伴奏、どちらに使われるのか。答え、両方。

 

今度は、タールについての基本知識。

(ここからちょっと話が専門的になるので、面倒な方は飛ばして結構です)
タールというのは、10拍、12拍、16拍など、決まった拍数だけ繰り返されるリズムで、
ラーガとともにインド古典音楽の骨格を形作るもの。三毛と白黒、ラーガとターラ。
西洋音楽で言う3拍子や4拍子といった概念と少し似ているが、
インド音楽特有の決まりごとがいろいろとある。
試験ではそのタールの1つ、ジャプタールについて聞かれた。
これはディン・ナ/ディン・ディン・ナ/ティン・ナ/ディン・ディン・ナの10拍からなり、
2拍・3拍・2拍・3拍の4つの部分に分かれていて、1・3・8拍目がターリー、
6拍目はカーリー、といった細かい決まりを答える。

 

次は、ちょっとややこしい問題の登場。
この10拍のジャプタールの中で、1回だけタールを倍速、つまり2拍分を1拍で演奏して、

拍子の頭に戻るには、タールの何拍目から倍速にすればいいか、という質問だ。
ジャプタールは10拍なので、倍速にすると5拍になる。
10拍の中で5拍を倍速演奏して拍子の頭に戻る、ということは、6拍目から倍速にすればよい。
では、それを口で言ってみなさい、ということで、次のように答える。
ディン・ナ/ディン・ディン・ナ/ディンナ・ディンディン/ナティン・ナディン・ディンナ
これを自分のような初心者がその場でいきなり考え付くのは至難の業だが、
こういうのが出ると事前に先生が教えてくれたので、わりとすぐに答えられた。

 

その後、カイダを披露することに。
兼ねてから練習してきたカイダの 1 つを演奏した。
途中で少しつっかえたが何とか最後までやりおおせた。
自分では割と満足したが、試験官の先生からは、テンポがどんどん速くなるので
一定にするように、と耳の痛い指摘をされる。
これ、ドラムをやっていた昔からの癖なのである。今、タブラ試験の場で、ここを突っ込まれるとは……

 

その後もいくつか質問に答えて、試験は終了。
バイクのときよりは落ち着いて対応できた自分にちょっと満足した。
校長先生からも、よくやったわよ、と褒めてもらえた。
結果はまだ確認していないが、大した失敗はしでかさなかったので多分大丈夫だと思う。
目下、来年早々にあるMotiDDの歌の試験に向けて準備中。

昨年同様、試験前の大事な時期に風邪を引いてしまったMotiDDの運命や如何に。

 

居間の片隅にある練習(リヤーズ)場所、通称「リヤーズ・スタジオ」

【MotiDD】5年は歌えない、と言い張る理由。

10月27日, 2007 | インド古典音楽を習っています

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北インド古典声楽を習っています。
 
インド古典音楽、というと、広く言って2種類あります。
南と北。
私が習っているのは北のほう。
ヒンドゥスターニー・クラシカル、とか、シャーストリーヤ・サンギート、とか
いろいろな呼ばれ方をしていますが、名前はどうあれ、これが難しい。
 
様々な法則を守りながら、その場その場、自分の感性で音楽を展開・創造していく、
本来はとてもクリエイティブなものです。
が、私はまだ始めて1年のひよっこ。
授業は、ひたすら先生の歌のあとについて歌い、それを憶え、
ラーガを感じながらできるだけ上手く歌う努力をすることだけ、であります。

歌はずっと好きでしたが、歌の練習を毎日ちゃんとしたことなんてなかったから、
1年経ったいま、なんとなく歌はうまくなったかもしれない、という手応えは感じます。
最初はちんぷんかんぷんでさっぱり意味不明だった音楽の構成も、いくらかのみこめてきたし、
用語も、前ほど宇宙語ではない。
練習は楽しいし、歌うのは相変わらず好きです。

 

しかし。どうしてもうまくならないものがあります。
それがターン(???)です。
20分30分におよぶ長い一曲のなか、後半部分で歌われるターン。

頼りになるインド古典音楽解説本『インド音楽序説』(B..C.デーヴァ著)は、

ターンについてこう説明しています。

 

ヒンドゥスターニー音楽においては、速い節回しはターンと呼ばれている。
パターンは複雑で、中庸や速いテンポで次つぎと音を繰り出し、パターンを紡いでいく。
こうした速い動きにはさまざまな形が数多くある。
たとえば、ストレートに上がり下がりするターンはサラルまたはサパート・ターンと呼ばれ、
ジグザグに動くものはヴァクラまたはクータ・ターンと呼ばれる。

 

学校で習ったターンの一例を、あえて文字表記に挑戦してみると、

 

サレガパマガマレ・ガパダパマガマレ・ガパダニダパマガマレ・ガパダニサニダパマガマレ・ガパダニサレガレサニダパマガマレサ、サレガ・レガパ・ガパダ・パダニ・ダニ・サニダパマガマレサ

(どれみそふぁみふぁれ・みそらそふぁみふぁれ・みそらしらそふぁみふぁれ・みそらしどしらそふぁみふぁれ・みそらしどれみれどしらそふぁみふぁれど、どれみ・れみそ・みそら・そらし・らし・どしらそふぁみふぁれど)

 

……となります。早口で言うだけでもちょっと厳しいですね。

これを、文字通り歌うのはまだよいのですが、

上記の音を“あ”で歌う、アーカール(????)というものがあり、

そちらで歌えるようになれと先生がいつもおっしゃいます。

このターンが現在のところ、私に「5年は人前で歌えない」と言わせる、最大の難所です。


……と、文字で読んでも、なんとも想像しがたいので、音を載せておきます。
一瞬ですが、プロのシンガーさんのアーカールでのターンです。

[本文の一番上、右にあるフロッピーのマークをクリックすると音をダウンロードできます]

 

プロのシンガーさんですから、ソツがないです。

これを素人がやろうとすると、まったくできません。

音が取れません。上に記したターンをまた果敢に文字化に挑戦すると、

 

アアアアアアアア・アアアアアアアア・アアアアアアアアアア・アアアアアアアアアアアア……

 

というわけですが、音が、決まった場所にはまらないし、届くべき高さに届かない。

あれよあれよとどんどん崩れます。

崩れてしまうと、この人はいったい何をしたいのか、何が言いたいのか、

さっぱり理解に苦しむ音の連なりになってしまいます。

 

 

 

 

窓を開け放ってターンの練習をしていると気になるのが、

「この家にはキチガイが住んでやがるな……」と近隣の人々から思われることです。

もうそれは仕方ないので諦めるとして、もうひとつ、

練習するたびに思い出してしまうのが、この映画のシーン。

 

昨年春公開された『Malamaal Weekly』というコメディー映画のなかに、

写真別枠になっているラージパール・ヤーダヴ扮する村のろくでなし御曹司が、

あごが外れて口がきけなくなるシーンがあります。

彼は大金をめぐる村人たちの企てを阻むため、欲深い母親に告げ口しようとするのですが、

あごがはずれているから何も言えない。でも言いたいからなんとか言おうとする……

 

歌えないターンでもがいていると、

そのラージパール・ヤーダヴにでもなったような気がしてしまうのです。

 

ばらけて崩れる音が、いつかスパッと、はまるべきところにすべて収まる日が来るのでしょうか。

キチガイにも、あごが外れたラージパール・ヤーダヴにも見えないようになる日が。

歌おうとすればするほど崩れるターンなので、そんな日が来る見通しすら立ちません。

それでも努力を続ければ、いつかは少しマシになるだろう、

そう思わないとやってもいられませんから、5年経ったらうまくなる、と仮定しました。

我ながら長いな~と思いますが、実は5年経ったってうまくなる気は今もしていないのです。

 

ラージパール・ヤーダヴの名演技を思い出しつつ、

ラーギニー先生を相手に、今日も歌います。

 

【MotiDD】タンプーラ

10月18日, 2007 | インド古典音楽を習っています

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タンプーラ、という楽器がある。
ヒンドゥスターニー・クラシカルに欠かせない存在だが、
ソロでフィーチャーされることはまずない。
そんな縁の下の力持ち的存在の楽器。

 

弦が4本。下からはじくと、
パ(西洋音階でソ)、パより高いサ(西洋音階ド)、同じくサ、低いサ、と音が出る。
ラーガによってチューニングを変えることもあるが、
パがマ(ファ)になったりニ(シ)になったりするだけで、
やはり2つの音しか出さないことに変わりはない。
弦は鉄でできていて、はじくと、ビィーーーーーーーン、と長く響き続ける。

 

声楽のバックには必ず1~2本つけられる。歌いながら弾く人も多い。
チューニングの狂いやすい楽器のバックでも、常に一定の間隔で
パ、サ、サ、サ……パ、サ、サ、サ……、パ、サ、サ、サ……
と鳴り続けている。
歌ったり演奏したりしている音の高さが狂わないよう、
バックでずっとサとかパとかの音を流し続けている。
一瞬も途切れることなく、音を響かせている。
それがこの楽器の役目だ。

 

エレクトリック・タンプーラ、通称ラーギニー先生。

タンプーラの代わりに、タンプーラのような音をひたすら流し続ける不思議な機械。

もうあなたなしではリヤーズできません。

 

 

最初はどうだったのかわからないが、昨年の9月に中途入学した時点では、
クラスのほかの人々はもうみんな、タンプーラを普通に弾くことができていた。

 

弾く、といっても難しいことはない。
持ち方、座り方、はじき方を教われば、すぐに弾くことができる。
パ、サ、サ、サ……パ、サ、サ、サ……パ、サ、サ、サ……
簡単だ。

 

最近、学校では一年のカリキュラムを終え、これまでの復習に入ったので、
あまり目くじらたてて授業を受けずにすむようになった。
そんなわけで、私もときどき、タンプーラを手にとって練習させてもらっている。
新しい曲をやったりする授業など、タンプーラに注意が分散されてしまう状態では、
受けるのはムリ。完全にお手上げになっちゃうのだ。

だから、復習期間のいまがチャンス。

でも少しずつ、先生が「練習しなさい」と言ってくれたときだけ弾くようにしている。

 

今日 授業が終わったら、人差し指に水ぶくれができていた。
最初はなんだか全然わからなかったが、タンプーラのせいだと思い当たった。
はじめのパだけ中指で弾き、残りの3弦を人差し指で弾くよう教えられたので、
その通りに弾いていた。
ものの15~20分程度のことと思う。
それだけで水ぶくれができてしまった。

 

水ぶくれができた指は痛くもなんともなかったが、
とにかく姿勢を保ち続けるのがつらい。
足がしびれてきた。腕が痛くなってきた。

これでは痛さに気を取られて、歌が歌えない。もうダメだ。

両立が難しくなってきたので、慣れた生徒さんに替わってもらう。
きっと弾いているうちに、指が堅くなって、
水ぶくれなんてできなくなるのだろう。

 

すらりと美しいタンプーラ。
12月の試験に合格したら、ごほうびに買っちゃおうかな。

 

ラスーラン・バーイーというトゥムリー歌手とタンプーラ。

このように横に倒して弾く派と、立てて弾く派がある。学校では立てて弾く派で教わっている。

 

【MotiDD】お疲れさま(結果はともあれ)

12月13日, 2006 | インド古典音楽を習っています

3 Comments

今日、進級テストが終わりました。

想像/評判よりもだいぶ難問な試験でした。

どのようなものだったか、書いておきます。

 

==========================================

 

12畳ぐらいの校長先生の部屋に、

上がり框的に3畳ほどのスペースがあり、そこに座らされる。

タンプーラマシーンという機械が、

弦楽器の音を切れ目なく出し続けている。

 

正面に校長先生(女性)、

左脇に知らない先生(女性)といつも教えてくれる先生(女性)が並んでおり、

そしてぐっと手前の右側に、知らないおじさんが座っている。

この人が、私に出題してくる人らしい。

いつもの先生に、私への出題に使用すべき言語を確認したあと、

そして、下記のように非常に厳しい状況で、テストは進行した

 

① 黒板のようなものに、ランダムに音が並べて書いてある。4つずつが三列、計12~3コ書いてあった。たとえば、 シ(??) ファ♯(??) レ(??)  ラ♭(?) などという具合に、容易には続けて歌えないように並べてある。それを、歌え、と言われる。

(立て続けに歌うのはキツいけど、いっこいっこ考えながらならひねり出せるよ)

 

② 上記の黒板の一列を、今度は右から左に向かって歌え、と言われる。
(えっ……①で満足しようよ、おじさん)

 

③ 今度はその一列を、♭や♯があったところを普通の音に、ないところを♯や♭にして歌え、と言われる。
(ちょっとおじさん……)

 

④ おじさんが歌った音が何かを当てる。三つあるいは二つの音を連続して歌い、いっぺんに答える。「hmmmmm(レ♭)hmmmmm(シ)hmmmmmm(ファ♯)……といった具合。
(ふう、よくそういう難しい例題ばっか出せるよね……先生って人種はさ)
(でもそれ得意よオイラ、考えればわかるもんね)
(復唱する時にミ♭がちょいズレたけど、同席の先生方が「違うよ」「違うよ」と言うので、一所懸命探してもう二度三度歌ったら、正しい音を出せたので皆 満足してくれた)

 

⑤ ④をやっている過程で、たとえばレ♭とシ♭が出てくると、「それらの音を使うラーガは何のラーガか?」と聞いてくる(各ラーガの特徴をつかんでいるかどうかチェックしている)。それが二問。
(一つ目がPoorviとTodi。二個目のはBhairav。ばっちりだぜ)

 

⑥ じゃあBhairav のサレガマ(歌詞のない歌)の前半をやってみなさい。
(なるほどそう来るか。練習してきたもんね、大丈夫だよ、好きなラーガだよ)

 

⑦ 今 歌ったそれを、♭なしで歌いなさい。

(えぇ~!バカ言ってんじゃないっすよおじさん……マジっすか)

 

⑧ じゃあAasawariの歌(歌詞がある歌)を歌いなさい。
(それ歌えるよ……と言いつつ、な、なんとなく途中で自信なくなっちゃったな、もう一回最初から出直し……)
(ふう、なんとか終わったぜ……)

 

⑨ よくできたね。英語はしゃべれないの?

 

==========================================

 

テスト前、廊下で順番を待つみんなは、非常に緊張していた。

一人の女性など、「あの、このままやめて帰ってもいいんですよ……」と

言ってあげたくなるほどだった。

 

20分ほどでテストは終わり、私はたいへんにうれしかった。

結果はまだわからないのだが、とにかく終わったということがうれしい。

何を聞かれたか、何のラーガを歌わされたか、など

順番待ちの他の受験者の質問攻めに答えたあと、

足取りも軽く、ギュウ詰めの電車も愉しく帰宅した。

 

仕事の時間を割いて日々猛特訓をしてくれたSatyanamak、自分は試験を受けないのに心配してSMSや電話をくれたクラスメイト、温かい目で見守ってくれた校長先生と先生、その他私が知らないところで見守っていてくれた人に感謝しつつ、

 

あとは結果を待つだけだ。

 

特訓に励み続けたSatyanamak、その手になじんだ教科書とノートとともに。

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