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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】ゴンさんのムンバイ研究

10月07日, 2012 | 今日のチントゥー

2 Comments
スクーターで、車で、オートで、歩きで移動している。
ゴンさんはじっと外を見ている。たえまなく動く街を見ている。

二歳の頃から“タタ・ナノ”を皮切りに、街を走る車の判別を始めた。
名前を知らない車を見かけると「あれはなんていう車?」と知りたがり、
いまでは車の名前はあらかた覚えてしまった
(ムンバイの街を走る車の車種は日本のそれよりもだいぶ少ない)。

厭きたらず、今度はオートリクシャーとバスの細分化を始め、
道端に立つ「危ない箱」(配電盤)の観察を始めた。
曰く(はっきりいってややこしいし、めちゃくちゃ個人的な分析なので、興味のない方はどうぞ読み飛ばしてください)



オートリクシャー
オートリクシャーには「スランティング・オート」「スタンディング・オート」「スリーピング・オート」の三種があるらしい。“スランティング”とは“slanting=斜めになっている”のことで、後ろのライト上部に傾斜が見られることからの命名と思われる。比較して、スタンディング・オートの後ろのライトは、その名の示すとおりスッと立つ長方形である。だいぶ古ぼけてガタが来かけているリクシャーによく見られる。

左がスタンディング・オート(タテ)、右がスランティング・オート(斜め)。
よくわからないかもしれませんが、ライトの形が違うんです。

slanting auto


一方「スリーピング・オート」は、いまだムンバイで見かける確率は百台に一台という稀少な種で、写真撮影ができず、借用写真を使用せざるを得なかった。TVS という南インドを拠点とする会社の、キングという種類のリクシャーで(大多数のリクシャーはバジャージ社製)、まだまだ新しいようだ。なぜ「スリーピング・オート」と名付けられたのかについては、ゴンさんに何度か訊いてみたものの、釈然とした答えが返ってこず、謎のままである。

sleeping auto back
スリーピング・オート。前から見た顔の印象はこれまでのバジャージ製とかなり違う。
テールランプは、一見したところスランティング・オートに似ているようだが、
オレンジ灯、白灯、赤灯がタテ三層になっているのではなく、
オレンジと赤の間に白が埋め込まれている形になっている。




BESTバス(エアコンなし)
BESTバス(ムンバイ中を走る赤色の市営バス)には「スタンディング・バス」と「スリーピング・バス」があるそうだ。スタンディング・バスは、後ろのライトが縦に長い(=立っている)ことから、スリーピング・バスは同じく後ろのライトが横になっていることから命名されている。スリーピング・バスの前のライトは必ず丸型、スタンディング・バスのヘッドライトは四角いらしい。本当かしら、と街ゆくバスの後ろ前をそれぞれ見てみると、いまのところ例外なく確かにそのようになっていた(証拠写真がなくてすみません。ムンバイ在住の方、街を走るバスでご確認ください)。両者を比較すると、スリーピング・バスの方が数多く走っているようだが、地域によって偏っているという可能性も捨てきれず、研究の余地あり。

sleeping bus 2
走って来るバスを前から撮って、走り去る同じバスの後ろ姿を撮ろうとしたが、
シャッター反応遅し+通行人が邪魔でテールランプうまく写らず。



危ない箱

carter road abunai

街の至るところに危ない箱がある。幼児の背丈ほどのものから大人が見上げるほど高いものまで、色は赤、オレンジ、ブルーグレー、白などヴァラエティは豊富である。もっとも一般的に数多く見られる赤い危ない箱には「DANGER ख़तरा」「DANGER धोका」などと、たいてい英語+ヒンディー語ないし英語+マラーティー語の二言語で「危険!」と書かれ、ゴンさん呼ぶところの「危ないマーク」つまりガイコツマークが描いてあるが、残念ながら白黒の安っぽいチラシが上からべたべたと貼り付けられ、その重要な注意喚起のメッセージが隠れてしまっているものも数多く見られる。

これはペイントに紛れて消えそうabunai-mark.jpg

電力会社が設置したもの、電話会社が設置したものなどで色や大きさが異なるのだが、これについての細かい追究はいまのところ行われていない。現在のところ「カーターロードとバンドラ・タラオの横にのみ金網の窓があって中身が見える“アミアミの危ない箱”がある」「危ないマークには本当に危なそうな怖いものからニッコリ笑ってフレンドリーなものまで、いろいろな顔がある」といったところまでの観察に留まっている。

mecha abunai mark
通学路上で見つけた白い危ない箱には、なんと八言語で「危険!」と書かれていた。
顔もなんかガイコツというよりは半端に生きてるスキンヘッドの親爺っぽくて怖い。
それもそのはず、通常の危ない箱は400ボルトだが、
よくよく見ればこれは二桁違いの一万一千ボルトである。
うわー危ない!!!


【MotiDD】お手柄ゴンちゃん

08月09日, 2012 | 今日のチントゥー

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「नहीं!」(Nahiin=ダメ、No)という甲高い叫びが響いた。
ゴンさんである。
私は郵便局の門前で、荷物を送る手続きをしていた。
足下で待っていたゴンさんの目線の先を見ると、
まさにレッカー車が私のスクーターをトラックに載せ、
運び去ろうとしているところだった。

二輪車のレッカー移動は、バイクの時から頻々とされている。
交通警察の雇ったレッカー車が、軽々と二輪車をトラックに上げ、
持ち去って行くのだ。
いまでは“持って行かれやすい場所”というのが少しずつわかってきて、
注意するようになっていたのだが、今日は迂闊だった。

作業を放り出し、“まぁ待て、話せばわかる、話せば”とばかりレッカー車を追った。
慌てているものだから、口から出るのはゴンさんと同じ「नहीं, नहीं」だけ。
それ以外の言葉が出てこない。
それでも身振りとゴンさんの叫びだけでわかってくれたか、
レッカー車の上のお兄さんたちは私のスクーターを降ろしてくれた。
これまでは、運ぶ途中でトラックから降ろされた“レッカー移動未遂”の場合でも
罰金の100Rs は取られたものだが
(レッカー移動を現行犯逮捕できず集積所に持って行かれた場合、移動代100Rs+罰金100Rsの計200Rs)
今回はそれも請求されなかった。あぁゴンさんお手柄。
さよならレッカー車!

あれ、ゴンさんゴキゲンななめ。
ずいぶんふくれっ面で、泣きそうです。
スクーターを郵便局の門の中に入れたいのに、させてくれずにひっついている。
大事なスクーターが持って行かれそうになって、怖かったのかな。
まわりのみんなにお手柄坊やと注目されて、照れたかな。

08-08-12_1232.jpg

【MotiDD】ゴンさんの新学期

06月17日, 2012 | 今日のチントゥー

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六月。モンスーンの到来とともに、
多くの子どもたちの学校は新学期を迎える。

昨年までゴンさんの通っていた学校には、
● プレイグループ(一歳半から二歳半)
● ナーサリー(二歳半から三歳半)
● ジュニアKG(三歳半から四歳半)

という学年区分けでクラスがある。

ゴンさんは一歳半から一年間、バンドラ・イーストのプレイグループに通い、
昨年六月より、バンドラ・ウェストの現在の学校でナーサリーに通っていた。
ナーサリーではたくさんの友達の名前を覚え、
とても楽しんでいる様子だったので、
来年度も同じ学校のジュニアKGに進めばいい、と我々は思い込んでいた。

ところが蓋を開けてみると、同学校のジュニアKGに進むのはゴンさん一人。
せっかく友達になった他の子たちは、全員他の学校へ進学してしまったのだ。

ジュニアKG修了後は、五歳でシニアKG、六歳で小学一年生へと進学する。
ゴンさんの旧クラスメイトたちは、シニアKG以降から小学校まで
(あるいはもっと後までもエスカレーター式なのか)を包容する
大きな学校に行ってしまったのだった。

両親がこのことに気づいたのは、三月も終わりかけた頃。
慌てていろんな学校へ入学手続の問い合わせをしてみたが、
どこに電話しても「受付は終わっている」と言われるだけだった。
新学期開始は六月だというのに、なぜ……

学校側では「ゴンさん一人でもジュニアKGは開くから大丈夫。
アクティヴィティーはナーサリーの子どもたちと一緒にやって、
ジュニアKGですべき勉強だけは個別にやるから安心して」
と言ってくれていたが、そう楽観はできなかった。
幼少期、一歳の年齢の開きはあまりに大きい。
一歳年少の子どもたちだけに取り巻かれて暮らすのと、
同じ年齢の子どもたちに切磋琢磨されつつ過ごすのとでは、
ゴンさんの成長ぶりにかかる影響が決定的に変わってしまうのではないか。

しかし我々に、元の学校に通い続ける以外にほとんど選択肢はなかった。
近所の牛乳屋さんが相談に乗ってくれ、
「六月に入ったら電話ではなく直に学校に行って当たってみなさい。
受け付けてくれるかもしれないから」
と言ってくれたが、結局は同じ学校に行かせることに決めた。

家庭内でほとんど英語を聞くチャンスがないゴンさんは、
他の子どもに比べて英語力が低い。
いまより大人数の大きな学校に行ってしまうと、
一人一人の子どもたちに先生の目が行き届くのか不安だが、
いまの学校に通っていれば人数が多くなる心配はないし、逆に
マンツーマンの教育で弱い英語をカバーしてもらう機会にも恵まれる。
そう考えると、大きな学校へ入れるのは来年からでいいように思えてきたのだ。
しかし、周囲が一歳下の子だけになってしまう、というのはやはり
大きな問題であり、半年分の授業料をいまの学校に納めてしまった後でも、
本当にこれでよかったのか、と自分に問うことをやめられなかった。

homework.jpg

先週の火曜日から新学期が始まった。
夏休み中は退屈でため息ばかりついていたゴンさん、
学校が始まると判るとすぐに元気はつらつに戻ったのだから現金なものだ。

ジュニアKGクラスは、ナーサリーよりも四十五分遅く終わるので、
ナーサリーの子どもたちが帰ってしまってからお迎えまでの四十五分間は
先生とマンツーマンでの勉強の時間になる。
一人になっても退屈せずにできるのか心配だったが、
迎えに行って本人に聞いてみると「おもしろかった」と言うのが常で、
どうも心配は無用だったようだ。

一週目が終わる金曜日、迎えに行くと、ゴンさんと先生が
小さな机を挟んで向かい合って座っているのが窓から見えた。
先生は絶えず大きな身振り手振りをしながら、
ゴンさんから一瞬たりとも目を離さずに何か説明してくれている。
こちらに小さな背中を向けた小さなゴンさんも、
先生の顔をいっしんに見上げ、うなずきながら熱心に聞いている。

何が正しかったかなんて明確な答えは出ないけど、
これが一番よかったのかもしれない、と思った。
小さな窓から見えた、胸を打つ景色だった。

(写真は人生初めての宿題に打ち込むゴン太さんです)

【Satyanamak】トラフィック・ジャム

03月23日, 2012 | 今日のチントゥー

2 Comments
ムンバイの慢性的な交通渋滞を余すところなく表現した、ゴン太先生の作品。

traffic1.jpg


traffic2.jpg

車が大好きなゴンさん、ムンバイで走っている車の車種はほとんど覚えてしまった。
物を綺麗に並べるのが得意なゴンさん、ときどきビックリするような作品を作ってくれる。
写真に写っているほとんどの車が頂き物。
皆さん、ありがとうございました。

【MotiDD】あなたが生まれる前の世界

02月17日, 2012 | 今日のチントゥー

4 Comments
「母ちゃんが生まれたのは、ずっとずっと前なんだよね」
車のハンドルを握る私に、助手席のゴンさんがそんなことを言い出した。
そうだねぇ、もうずっとずーっと前だねぇ。

しばらく間があって、
ゴ:「父ちゃんが母ちゃんの父ちゃんだったの?」
母:「いや、そういうわけではないんだよ」。

ゴ:「ゴンちゃんが父ちゃんの父ちゃんだったの?」
母:「それはないねぇ。父ちゃんには、父ちゃんの父ちゃんがちゃんといるんだよ」
こんな難しい質問にも運転しながら答えられるぐらい、
ムンバイでのドライブにも慣れてきた。

また少し静かに考えてからゴンさん、
ゴ:「父ちゃんと母ちゃんが小さかったの?」
母:「そうだよ、小さかったんだよ」
ゴ:「ゴンちゃんは大きかったの?」
母:「いや……ゴンちゃんはまだ、いなかったんだよ」
ゴ:「なんで?」

もう三年三ヵ月ものあいだ、一日一日をきらきらと生きているゴンさんだから、
ゴンちゃんがいない、ということはちょっと想像し難いのだろう。
「ゴンちゃんはまだ、生まれてなかったんだよ。だからいなかったんだよ」
と言うと、少し黙ってから、

「母ちゃんと父ちゃんはさびしかったろうねー」とゴンさんはしみじみ言った。

あぁ、それはどんなにさびしかったろう!
ゴンさんがいない人生なんて。
ゴンさんが来ることなんてまるで想像もしてなかった自分、
毎日その日のことだけ考え、好きなことだけして暮らしていた自分など忘れ切って、
心底そう思った。


white auto
“ゴンちゃんはオートに乗って生まれてきたの?”と聞きたくなる。
プネーのアガー・カーン宮殿で会った、きれいな白いオート。

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