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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】またまたハルモニウム

05月28日, 2007 | 旅に出た

4 Comments

 
お母さんに連れられて、下のお知り合いの家に遊びに行った。
老夫婦だけの家。一部屋だけの、小さな、静かな家だった。
体の具合が良くないらしいおじいさんは、ベッドに伏せている。
壁にはびっしりと、歴代の名だたる政治家の肖像ポスター。政党のロゴが入ったカレンダーもある。
ポスターには古いものもあるが、カレンダーは今年のものだ。
聞けばおじいさんはかつて政治家だったという。なるほど。

ガルワーリーでお母さんとおばあさんが交わす会話をぼんやりと聞く。
が、おばあさん、日本から来た私が珍しいようで、関係ない話をしている途中でもふいに、
「いまの話、わかったみたいだねぇ」と、私のガルワーリー理解度をチェックしてくるので油断できない。
15分ほどそうして座っていたろうか。
いつの間にかプリヤとソニが来て、私にべったりくっついて座っている。

2人に両手を引かれながら、次の家へ。
次の家、といってもすぐ隣り。どうやらおばあさんたちの息子夫妻の家のようだ。
ナーニーの家に戻ろうと上に向かっていると、
おばあさんに呼び止められた。
「ハルモニウムがあるから、ちょっと何か古い歌でもやってもらえないかい?
歌でも聴いたら、おじいさんの具合が少しは良くなるかもしれない」
そう言われたら、「ハルモニウムなんて弾けません」とは言えない。
みるみるうちに、その家の前にゴザが敷かれ、そこに子供たちが集まり、
どこからかハルモニウムとタブラが現れ、ついでにマーマージーまで現れた。
 
実は、お母さんの今は亡きお父さん(つまりナーナー)は、有名な音楽家で、
ハルモニウムの師匠であり、歌手でもあった方で、
演奏のためにムンバイやデリーまで行ったこともあったそうだ。
そんなわけで、マーマージーも多少 音楽のたしなみがあるらしい。

タブラの前に座り「何をやる」とマーマージー。
こういうときは、とにかく知っている曲を思いつくままやってみるしかない。
古い映画の曲を、あれはどうだ、これはどうだ、とマーマーと思い出し合って弾いてみる。
思い出そうとすると、頭が真っ白になって、
いつも口ずさんでいる曲を思い出せないものだ。いつだって。
 
中に座っているおじいさんの反応は見えない。
「オイ、そんなんで一丁前にハルモニウムに触るなんてどういう了見だ! ちょっと貸しなさい」
と、元気を出してくれるといいなぁ。

村の結婚式。真ん中にスピーカーを持って立っているのは歌い手。

プラス太鼓2,3人でバンドが完成。

とにかく音楽好き・ダンス好きなここの人たちは、歌がうまかろうが下手だろうが、

リズムとメロディーさえあれば盛り上がれてしまう。

 

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« 【MotiDD】駆け落ち、ラールー、私。 【MotiDD】ナーニーの家 »

- Comments
4 Comments

日本で失われつつある、すごく和やかな人間関係が見えていいですね。リズムとメロディーだけで盛り上がっちゃうところもいい。もしもその場にいても、その中に入り込めない、冷めた目で見てしまうであろう日本人(私を含めて)が、ちょっと悲しいね。

by みみ | 05 28, 2007 - URL [ edit ]

そうそう、年齢は不詳でありたかったので、甥の一人が小さいときから、私は101歳、とかやっておりました。その甥もついに中学三年生となり、足し算も引き算も三桁までならできるようになって。。。ゆえに今では年齢詐称と呼ばれてしまった身の上。こうなれば偽証でやるっかないか。とはいえ、鹿苑寺の鹿の前世は気に入りました。鹿のなめらかな身のこなし、つぶらな瞳、鹿煎餅をかじるいたいけさ。
・・・以上は、どうでもいいことでした(鹿の弁明、もしかして「も鹿」だった?)。
読売新聞のインターネット版に、「発言小町」という投書ご相談版があって、ここに寄せられる質問と一般読者からの投書を読むと、身につまされます。現代日本人の他人との距離のとりかたがよくでております。そう、このインドの山岳部に住む人達とは明らかに違っている。そして、私は同朋の投書の裏の気持ちも理解できるんですよねぇ。ただそれがあらまほしき姿だとは思いません。とはいえ、この山岳部の人達と同じような感性ではない。
物語、どんどん進んでいってください。楽しみです。

by 年齢偽証 | 05 28, 2007 - URL [ edit ]

みみ様 >>> う~ん、入り込めずに冷めた目でツッコミ入れてる自分も、実はそれほど悲しくもなく、それなりにしっくりきていたりします。

村に行くと、ガイジンはより希少価値を高めたガイジンになり、都会にいるよりもさらに見世物的になる。それは仕方ないことですよね。見世物は見世物として、村の人たちに受け入れてもらうためにエンターテインしていくしかないし、こちらがそれを楽しめれば一番よいです。それをいま、修行中かも。とりあえず、人前で大きい声で歌えるように頑張ります。そしていつか、ガイジンがが珍しくもなくなる頃、見世物からフツーの人間になることもあるのでしょう、きっと。

by 【MotiDD】 | 05 30, 2007 - URL [ edit ]

まあまあ歳のことはいいじゃないですか 様 >>> 前世は鹿だったか説、気に入ってもらえて光栄です。仏陀の説法当初から鹿煎餅を期待できるかどうかはアレですが。しかも“も鹿”って見てみたいです。生き物のくせにすごい存在感が曖昧。

人間関係あるいは長い家族関係というのが面倒なものになっていくことが、インドを見ている私は、頭ではとても厭なのですが、やっぱり、面倒だと感じてしまう自分はどうしてもそこにいる。でもせっかくここで、自分が「いいなぁ」と思える家族の姿を見たのだったら、その“都会的人間関係恐怖症はイヤ”という気持ちと“でも面倒”とのバランスをとって、この先の人生を気持ちよくやっていけたらと思います。うまいことできる自信もありませんが、つぶらな鹿の瞳で見守ってください。

by 【MotiDD】 | 05 30, 2007 - URL [ edit ]

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