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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】がんばれラクシュミーさん

01月29日, 2011 | 未分類

4 Comments
ラクシュミーさんは、我が家にお掃除に来てくれるお姉さん。
やせっぽちの小さなネズミのような女性です。
こんな身体のどこから産んだのか、もう小中学生になる子どもが二人。
人の家の掃除など愉しい仕事ではないだろうに、
話せばニカッと明るい笑顔がすぐに出ます。
何より、掃除婦を雇う家の主婦がみなやっているように
あれこれ指示したり、後ろからついて回ってチェックしたりができない私には、
ラクシュミーさんのように、お掃除全体はさほど丁寧ではないものの、
毎回手を抜かず決まった場所の埃を拭いて回ってくれ、
気が向けばいつもはしない汚れのたまった場所を拭いて掃除してくれる人は
とても貴重な人材なのであります。
以前は家の近所に住んでいたのですが、
事情があってゴレガオンという遠い町に引っ越さなくてはならなくなり、
ラッシュの電車にもまれて通ってくれています。

そのラクシュミーさんのご主人がマラリアで倒れました。
数日、病院から薬をもらって家で寝込んでいましたが、経過がよくなく、
とうとう入院してしまいました。

入院する前から「来るの大変だからしばらく休みなよ」と薦めていたのですが、
「もう一軒の家()が休みなんてくれないもの」と聞く耳を持ちません。
掃除婦さんたちは掛け持ちで一日にいくつもの家を回ります。
いま彼女は事情があってたった二軒のためにゴレガオンからバンドラまで通っています)

入院するに至ってはさすがに来るのをやめるだろう、と思いきや、
子どもたちの学校が引けるのを待って病院詰めを子どもにバトンタッチし、
電車に乗ってはるばるバンドラまでやってきます。
休みなよ、あんたまで倒れちゃうよ、と言っても、答えは同じ。
「もう一軒の女主人が怒るんだ。代わりの掃除婦を連れてきてからやめろって」
ダンナが入院してるんだよ、大変なんだよ、そんなのもわからないような人の仕事、
勝手にやめちゃえばいいじゃん……etc.といくら言ってもダメ。しまいには
「あの家の婆さんが死んで大変だった時は全部いろんな仕事あたしがしてやって、
すごい助けてあげたのにこの仕打ちだよ。こういう運命なんだよ」
と怒りをぶちまけて帰って行ったラクシュミーさん、
話の最後には半泣きになっていました。

泣かせてしまった、あんなに言うべきではなかった、と、
見送ったドアの後ろで後悔しました。
日本で自分の好き勝手に生きてきた私とは考え方が根本から違うんだ。
無責任にあんなことを言うべきではなかった、と。
自分を押し殺して、感情を殺すことで、
なんとか苦しい時間を前から後ろに押しやって生計を立てているのに、
外から余計なことを言って刺激して、つらい思いをさせてしまった。
次に来たとき、遠慮するラクシュミーさんに
「もらったことなんかすぐ忘れちゃいなさい」とお金を渡したけど、
500Rs札一枚なんて、一体何の足しになるでしょうか。

ラクシュミーさんを紹介してくれたのはウシャーさんです。
最初はゴンのベビーマッサージ、次はお料理に来てくれるようになった、
ガラは悪いが人はよい、そしてお料理の腕は絶妙のお姉さん。
そのウシャーさんと今日、ラクシュミーさんについての話をすると、
「あたしも昨日会ったから、やめちまえって言ったのよ」と言います。
聞けばどうやらウシャーさんとも同様のやり取りがあった模様。
「何言ったって聞かないんだもの、本人があれじゃどうしようもないわよ」
とウシャーさんもお手上げのようでした。
「あたしだったらもうとっくのとうに辞めちまってたわよ!」とウシャーさん。
私もラクシュミーさんを説得しながら
「ウシャーさんだったらとっくに辞めてるよ!」と言っていたので
二人で笑ってしまいました。

ウシャーさんはそのラクシュミーさんの“もう一軒”で数年前から
お料理の仕事をしていましたが、途中で一度辞めています。
やはりウシャーさんのご主人が患って入院されたことがあり、
一週間以上の長い休暇を取らざるを得なかったのですが、その時に
「入院なんて本当かどうか。病院から証明できる書き付けをもらってこい」と言われ、
薬の領収書だのなんだのを見せたけど信じてくれなかったか何かで、
とうとう頭に来て辞めてやった……といういきさつがありました。
何かの事情でちょっとでも休みを取ると、ひどく文句を言うとか。
聞けば聞くほど「そんなとこ辞めちまえ!」な雇い主ではありませんか。

ウシャーさんの説得が功を奏したか、来る予定だった昨日、
彼女は姿を現しませんでした。
ご主人の容態が深刻になったとき「本当に怖かった」と
また泣きそうに言ったラクシュミーさん。
早く元気になって、またニカッと笑顔を見せてください。

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4 Comments

そんなにひどい雇い主さんが居るんだ。
困った時はお互い様、もう少し思いやってもいいと思うなあ。
人を使うって難しい事だけど、だからって一方的に相手の事情を無視しちゃいけないよね。
インドって、もう少し融通のきく所だと思っていたけど、いろいろなんだね。
私でも言っちゃうな、「そんなところ辞めちゃえばいいのに。」って。

by みみ | 01 29, 2011 - URL [ edit ]

本当にねぇ。自分の仕事なんだからたまには自分でしろ!って感じですけど(←自分は棚上げ)、そもそも掃除を“自分の仕事”と認識できないところに決定的な誤りがあるんだろうなぁ。家探ししていても思うのは、高い家賃を払うのは仕方ないけど、金持ちをさらに金持ちにする手伝いをするのがイヤなんだよなぁ。貧乏人は床にはいつくばって働いても貧しいままで、金持ちは家賃収入で肥えていく。この貧富の差、インドのもっとも厭なところです……

by 【MotiDD】 | 01 31, 2011 - URL [ edit ]

あっしがボンメイメンの頃、洗濯のお姉さんを雇っていたんだけど、初めの交渉で相場も知らないのに値切ってしまった事を思い出し、恥ずかしい。。
帰国する時に自転車(マチュリ1号)を譲ったら、
「寂しくなるねマチュリ。。息子が喜ぶよ」、と
マリアの大きな瞳から流れた涙。
インドに来れて良かったと、心から思えた帰国の日。
あ、ヤバイ。。出発直前のオアシスでのコンサートも思い出しちゃったよ。泣きそう。。
トビリシ空港のロビーより

by マーサシュビリ | 01 31, 2011 - URL [ edit ]

ありがとう&おかえり!
ちゃんとお家帰って落ち着いてから書きなさいよ、とか思ったけど、
世界中がお家なのもうらやましいわ~。
無事お家に着いてマハー遠足は完了したかい?

そういう一瞬一瞬をちゃんと心の中にしまって
とっておいているところがマチュリー的でいいねぇ~。
わし頭おかしいからすぐ忘れちゃうんだもの。つまらないわ。
マリアちゃんは自転車を見るたびにおまえさんを思い出しているよ(もしかしたら)。
おっとそろそろゴンが起きそうだ~

by 【MotiDD】 | 02 02, 2011 - URL [ edit ]

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