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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【Satyanamak】ダルミストからポメロを買う

09月27日, 2008 | 未分類

5 Comments

学校から駅までの道は野菜市場となっていて、普通の八百屋では
手に入らない白菜、ズッキーニ、ブロッコリーなどの野菜が買える。
最近お気に入りのポメロという巨大な柑橘類もこの時期には出回っており、
これを買いに学校帰りに市場に寄った。

 

果肉は赤く、皮は厚く、むくのに一苦労

 

ここでいう市場とは商店街の道の両側にずらーっと露天商が並んでいるところだ。
最初にポメロを見つけた店でどれが良いか (重いものほど果汁があって良い)
選んでいると、店の親父さんが話しかけてくる。
曰く「君はブディスト (仏教徒) か」
こういうときは「その通り、私はブディストである」と答えることにしている。
そうすると向こうは、こちらが坊主頭にしていることもあり、
「そうだろうな」とすごく納得した顔をするのだ。
こういうところで「いいえ、私は無宗教です」とやって話のチャンネルを
ぴしゃりと閉じてしまうのもつまらないし、仏教には興味もある。
日本とインドを深いところで結ぶ共通のルーツだ。
機会があればインド仏跡巡りもやってみたい。

 

坊主頭の日本人がブディストだと聞いて納得した様子のおやじさんは、
ブッダム・何とか・ガッチャーミという仏陀のマントラを唱えだして、
「私はダルミストだ」と訳の分からないことを言い出す。ダルマ信者?
「ダルミストってどういう意味?」と問うと、おやじさんは英語で
何がしかをばばばっと説明しだしたのだが、全然理解できず。
いいかげんなブディストが「ダルミスト」と宗教談義をするのは

いささか無理があるようだ。おやじさんは多分ヒンドゥー教徒だろうが、
ダルマとはヒンドゥー教にも仏教にも共通の言葉で「法」という意味だ。
我らが仏陀はヒンドゥー教にも神々の一人として組み込まれている。
要するに、俺の宗教もあんたの宗教も根っこは同じなんだよ、と
言いたかったのだろうか。

 

そのうち突如、俺の腹を殴れ、という手振りをしてきた。
何だか分からないが言われるままにどすんと叩いてみると、
ダメだ、もっと強く、深くやれと言う。
お腹を何度も殴ってみるがまだ納得しない様子だ。
そのうちどこから湧いて出たか若者たちが周りに集まってきて
「もっと強く」「マラマール! (ぶっ叩け)」などと言い出す。
果物一個買おうとしただけなのに、どうして若者に囲まれながら
おやじさんのお腹を殴り続けなければならないのか。
何か修行の成果でもアピールしたかったのか?
結局その意味は謎のまま、市場を後にして電車に乗り込んだ。

 

電車はいつもどおり混雑していたが身動きが取れないほどではなかった。
一人の若者が携帯で音楽を聴いている。
といってもイヤホンから音漏れというレベルではなく、
スピーカーからガンガン音を出して聴いているのである。
日本の電車のように密閉された静かな空間ではない、開け放しの
ムンバイ・ローカル電車ではこれぐらいのことは当たり前。
そればかりか曲に合わせて調子外れに歌ってすらいる。
歌を聴くと「アッラー」「ムハンマド」という言葉を連発しており、
イスラム教徒がその主を讃える歌であることは明らかだ。
今はイスラム教の重要な年中行事、ラマダーン (断食月) の時期である。
彼の信心も高まっているのだろうか。延々と単調な歌を流し、歌い続ける。
車内の他の乗客は、大半がヒンドゥー教徒だろうが、
不快指数100%の蒸し暑い満員電車で、特に迷惑そうな素振りも見せず
勝手に歌いたいだけ歌わせている。
近ごろ頻発している、過激派による爆弾テロ事件の影響で、
インドのイスラム教徒はますます肩身が狭くなっている、という
新聞報道を読んだばかりだが、少なくともこの車内では、
この若いムスリムは心ゆくまでアッラーを讃えることができたようだ。
バンドラ駅で電車を降りると、別の車両ではちーん、ちーんという
鈴の音とともにヒンドゥー宗教歌の大合唱。これも時々見る光景だ。

 

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- Comments
5 Comments

こんにちは、お元気そうですね。
インドのポメロは中が赤いのですか。レッドグレープフルーツのような感じでしょうか。
こちらで九州産のサワーポメロと言われているものは、土佐文旦のお仲間のようです。レモン色のちょっとプリプリした果肉でさっぱり味で、文旦と共に大好きな果物ですが、旬の季節は半年後です。
電車内で聞いているのが宗教歌とはおもしろいですね。日本だとお経を若者が聞いているようなものですが、ちょっとあり得ない光景(笑)。一般的なレベルでの信仰心の違いでしょうかしらね。

by MayQ | 09 27, 2008 - URL [ edit ]

こんばんは。 私はポメロにはインドに来て初めて出会ったので、果肉が赤いもの以外は知りませんでした。ポメロの写真を探しているときに、果肉がレモン色のものも存在するのだと初めて知りました。ものすごくボリュームのある果物ですよね。水分がほとんど抜けたパサパサのものも多いのですが、果汁たっぷりのものは美味しいです。味はやはりさっぱりしていますね。

イスラム教でお経に近いのはコーラン詠唱ですね。電車で聴いたような歌はもっとインド歌謡寄りのもので、太鼓を中心とする民族楽器をバックに、神様に対する思いを情熱的に歌い上げる感じです。あの若者が、日本で宗教というものがどのようにとらえられているのか知ったら、逆にびっくりするだろうなと思います。

by SatyanamakMotiDD | 09 28, 2008 - URL [ edit ]

八百屋さんの軒先で satyanamak さんがおやじさんのお腹を懸命に殴っている様子を想像したら、おかしくておかしくて・・・satyanamak さんも希有な出会いに遭遇するタイプなんですね。小説や映画みたい。昨日は一日、この日記を思い出しては楽しい気持ちがこみ上げてきました。ありがとう!

ポメロは日本にもあるんですね!初めて知りました。
ゴーヤも大根もそうだけど、意外に共通の果物や野菜が育つことを知って、広いけれど同じアジアなんだなぁと何だか「つながり」を感じます。
今度、お店でポメロがあるか気を付けて見てみようっと。

by mana | 09 28, 2008 - URL [ edit ]

間抜けな体験談、笑っていただけたのなら幸いです。私がそういうタイプというよりは、ムンバイが面白い人物だらけということです。一歩外に出ればいろんな人がいていろんなことがあり、ほっといてくれません。

ポメロって日本の八百屋さんで普通に売ってるんでしょうかね? やっぱり暑い土地なので、日本だったら九州や沖縄から来るような野菜がこちらでは得意な感じがしますね。特にオクラの大きさと手に入りやすさは東京では考えられません。

by SatyanamakMotiDD | 09 29, 2008 - URL [ edit ]

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by | 12 28, 2011 - [ edit ]

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