プロフィール

satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ

スポンサーサイト

--月--日, -- | スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Satyanamak】ムンバイで電気製品が壊れたら

07月20日, 2008 | 未分類

7 Comments

ムンバイはインド人の大好きなモンスーン(雨期)真っ最中。

最初の一週間は毎日朝から晩まで雨降りという憂鬱な気候で
ほとほと落ち込んでしまったが、その後はむしろ空モンスーンとなり、
湿度は高いが涼しい日々で、夏よりはずいぶん過ごしやすくなった。

 

涼しくなっても、天井に付いている扇風機 (パンカー) は必需品。
このパンカーがある日突然壊れた。
急に回転が遅くなったと思ったら、「ぷしゅー」という音をたてて
パンカーは停止し、モーターの部分から潤滑油らしい液体が噴き出してきた。
きつい臭いのするオイルが床にまき散らされた。こりゃ大変だ。

 

このブログを書いている部屋にあるパンカー
 
すぐさま近所の電気屋にバイクを飛ばして修理を頼んだ。
翌日の朝10時に来てくれることになったが、当然のごとく約束の日時には来ない。
何度か頼みなおした挙げ句、2、3日してやっと電気工のカムレーシュ氏がやって来た。
我が家には4つのパンカーがあるがそのうち3つが問題を抱えており、
来てもらったついでに全部見てもらう。
カムレーシュ氏はパンカーを一つ一つ見ては、これはワイヤーが駄目、
これはキャパシター、と次々に診断を下していく。
壊れたパンカーを持ち帰り、夕方の4時にまた来る、と言って去っていった。
果たして約束の4時を5分ほど回った頃にカムレーシュ氏は再び現れた。
インドでこの種の約束が守られるのはめったにない出来事で、大いに驚き感心する。
オイルをまき散らしていたパンカーはきっちり修理され、
台所のゆっくりしか回らなかったパンカーも、
飛び立ってしまいそうなほど高速回転するパンカーに生まれ変わった。
その場しのぎのやっつけ仕事が横行する (特に道路関係) ムンバイで、
きっちりプロの仕事をこなす職人に出会えてうれしかった。
ただしこのようにうまくはいかないケースも聞いた。ムンバイ在住の友人の場合、
故障した冷蔵庫の修理を近所の修理屋に頼んだが、修理後すぐに冷えなくなり、
高額な修理代を請求され、何度も修理をやり直してもらったがそれでも冷えない。
ついには新品が買えるほどの修理代をつぎ込んでしまい、
結局大家さんの協力で別の修理屋さんを呼んだらすぐに直ったらしい。
 
◇◆◇◆
 
この間は、このブログ書きや仕事に使っている、日本から持ってきた自作PCが壊れた。
周辺装置を全部外して、CPUとマザーボードだけの最小構成にしてみても
動かない。こうなると中枢部分を交換しなければならず、
修復に時間と金がかかることは覚悟しなければならない。
途方に暮れそうになるが、ムンバイでこういうときに行くところはもう心得ている。
いつも行っている音楽学校と同じ駅から歩いてすぐ、レミントン・ロードという
道沿いに電気街があるのだ。まず、CPUとマザーボードのどちらが壊れたのか、
確かめなければならない。頼りにしているパソコン店で尋ねてみると、
そういうチェックは同じ建物内にある「PCソリューション」という店に行け、
と言われる。「PCソリューション」はどこだ。建物の周辺を回っても見つからない。
建物内部に入って狭い通路をたどっていくと、そのどん詰まりに
「PCソリューション」はあった。1畳ほどの小さな小さなスペースに、
二人のお兄さんがパソコン部品に埋もれるように座っていた。
 
英語がしゃべれる方のお兄さんに症状を説明してチェックをお願いする。
インドだからこういうときにも雑談が入る。
ヒンディー語の文字が書かれたシャツを着ていたので、
「これ、読めるの?」と聞かれる。
「知ってるよ、オンカール・スワルーパって書いてあるんでしょ」
「ふーん、マラーティ語が分かるんだね」
「いや、ヒンディー語だと思ったけど……」
「自分も日本語を知りたいけど、どうやって勉強したらいいのやら」
「じゃあ私がここで教えて進ぜよう、サヨナラって知ってるでしょう、
これはグッドバイって意味なんだよ」
「へえ、そうなんだ」
 
その場でチェックしてもらいたかったが忙しくて明日になるとの答えなので、
仕方なく部品を預けてその日は帰った。
問題の原因が分かったら壊れた部品を新しく買い換えるつもりでいたが、
その店は「チップレベル修理」を売りにしている。
つまり、マザーボードが壊れていたとしても、全体をごっそり
取り替えるのではなく、故障した部品 (チップ) だけ取り替えるようだ。
日本でパソコンを修理するとすぐに全交換になってとてつもない費用が
かかるものだが、ムンバイ方式はお金がかからないし廃棄物が増えない。
急激な経済発展中のインドだが、物をむやみに使い捨てにしないで
あちこち修理しながら大事に使い倒す精神はこのまま失わないでほしい。
 
翌日出直すと、兄さん曰く、マザーボードのメインLSIが壊れていて、
この部品は手に入りづらいが直せないことはない。
ただし100パーセント直るかどうかは分からないとのこと。
マザーボードを新しいのに買い換えた方がよいとのアドバイスだった。
そういうことならばこちらも納得。手間賃も一切取られなかった。
偉い店だ。「あなたに会えてよかったよ」と握手をして別れる。
すぐこの修理屋を紹介してくれたパソコン店に入って、
形式の合うマザーボードを購入。値段は3250ルピー(約8500円)。
最近のPCパーツ相場は知らないがまあ予想どおりの適正な値段だと思う。
その場でCPUを取り付けて動作チェックもしてくれた。
しかし、これで一件落着、と安心できないのがPC自作派のつらいところだ。
帰宅してPCを組み直してみると、起動しない。初期不良品だ。
日本でもよくこんな目にあったものだが、店で動作チェックもしたのに……
結局その日も、意気消沈して寝るほかなかった。
 
翌日、またパソコン店へ。もう3日連続レミントン・ロードだ。
マザーボードと念のため電源装置を持って行って、動かないことを確認してもらい、
新品と交換してもらった。動作チェックには前回より少し時間をかけた。
その際、CPUを載せ替えるときにCPUグリースというペースト状のものを塗ってもらった。
これはCPUがオーバーヒートしないために必要なものだ。
ちゃんと塗らないと、高速稼働するCPUは煙を噴いて焼け焦げてしまうおそれがある。
それはいいのだが、帰り際にグリース代として250ルピー(約650円)を請求された。
日本でもそんなに高かった記憶はない。この半分以下ぐらいではないか。
「そんなに高いはずないだろう」と一応抗議するが、
「いいや、これはインテル製で本当は420ルピーするものだ(うそつけー!!)、
インドはチープ・プライスの国だ」と取り合ってくれない。
もう塗られてしまった後となっては払わないわけにいかない。隙を突かれた。
渋々支払って店を出た。やっぱりここはインドである。
最後の最後で微妙にぼられてしまって悔しかったが、
今やIT大国となったインドはわしらが支えているんだぜ、という
活気と自信は存分に感じられたムンバイ電気街だった。
 
これでおしまいかと思いきや、まだまだ故障は続く。
ようやく直ったPCは、Windowsアップデートとファイアウォールソフトとの
相性問題のためにネットの通信がまったくできなくなって、
せっかく入れ直したWindowsをまたしても再インストールする羽目になった。
時間の無駄もいいところだ。
先週の日曜日は、アンデリから真夜中の帰り道にバイクが故障した。
電気系統が突然切れてエンジンがまったくかからない。
500メートルほどバイクを押して帰った。家の近所だったのは不幸中の幸い。
さらに今週はMotiDDが故障、つまり風邪を引いた。
こういうのは重なるときは重なるものだな……
 

グジャラート州アーメダバードにて、バナナ屋台を物色する象さん (写真と本文は関係ありません)

スポンサーサイト

« 【Satyanamak】スカイウォークで空中散歩 【MotiDD】雨、降る! »

- Comments
7 Comments

良く聞きます、電化製品の故障は連鎖するというかまとまって来るというか・・・、でも直せるところがすごいです。
直らなくて新品に買い替え、それも壊れたというかわいそうな方もいますから。
MotiDDさんの故障も早く治りますように。

by みみ | 07 20, 2008 - URL [ edit ]

あのね、思うんだけど、そんなに苦労してるのなら日本に帰ってくるのがいいんじゃないんでしょうか?ダメ?

by としお | 07 20, 2008 - URL [ edit ]

続くときは続くもんですよね・・・でも直って良かったです。MotiDD さんもお大事に!
PC 修理も「お国柄」が出るんですなぁ、出会いと交渉の連続だ~お客もおちおちしていられない緊張感が伝わってきます。
それと、バンカー格好いいですね。東京も夏っぽくなってきて、使っている安物の扇風機が味気ないんです。大活躍してくれるけど。天井でぶんぶん回してみたいです。

by mana | 07 20, 2008 - URL [ edit ]

みみ様>> パンカーはお手上げですがPCは自力でどうにかなりました。PC部品の規格は世界共通なのでこういうときにはとても助かりました。国は違っても部品の話ではわかり合えるというのは、なかなか面白い経験でした。MotiDDはお陰様で少しずつ良くなっています。

としお様>> あれ、そんなに「もうこんな生活いやだ、早く日本に帰りたいよう」と泣き言を言ってるように読めてしまいました? まだまだムンバイで経験値を上げている最中、ここでやめるわけにはいきません。だいたい修理屋が約束の時間どおりに来た、なんてことだけで感動できるなんてなかなかないですよ。

mana様>> パソコン屋というと何となく信頼してしまいそうになりますが、越してきたてのときにLANケーブルを買いに行った店で長さをごまかされそうになったことがあって、おちおちしていられないんだなあ、と思いました。パンカー格好いいかなあ? 日本みたいな扇風機はこちらではあまり売っていません。東京はこれからムンバイより暑い日々が続くんでしょうね。夏ばてに気を付けて。

by SatyanamakMotiDD | 07 21, 2008 - URL [ edit ]

まあ、ときに疲れると「何やってるんだろ……」と思わないこともないですが。もうしばらく楽しんでから帰ります。そしたらまたゆっくりと。 >>としお様

by SatyanamakMotiDD | 07 21, 2008 - URL [ edit ]

やっとアクセスできました!motiDDさんは回復しましたか?
キレイでも汚くても、方法や手段はどうあれ、インドのリサイクル技術と精神は関心します。
我家では以前電子レンジを買ったんですね。日本のようなハイテク機ではないけど、数回使ってみるとすごく静かで、「すごい!こんなに静かだ!」と関心してたところ、オーブン機能で高温スイッチオンにしたら、ヒューズが飛んで壊れちゃいました。単に冷却ファンが回ってなくて静かだった欠陥品でした・・。(ファン交換後はフツウに音がします)

by Chuma | 07 22, 2008 - URL [ edit ]

Chuma様>> MotiDDは咳がしつこく残っていますがほとんど回復しました。電子レンジ、ヘタしたら火事でしたね。あぶないあぶない。デスクトップPCのファンも、動かないとプロセッサーが噴火して一発で壊れます。人間もムンバイではファンがないとオーバーヒートしてしまいますね。ファンは大事です。インドのリサイクル精神を支えているのは「お金がモッタイナイ」が第一かもしれませんが、使い捨て文化にだけは変わってほしくないですね。

by SatyanamakMotiDD | 07 24, 2008 - URL [ edit ]

管理者にだけ表示を許可する
- Trackbacks
0 Trackbacks


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。