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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】インド人が苦手なこと

03月21日, 2008 | インド古典音楽を習っています

5 Comments

ムンバイの短い冬が終わり、春になりました。
昼間の暑さはすでに本気を出しており、陽光は日々厳しさを増しています。

 

家の前のネムノキは、いまが花満開。
夕方、日が暮れてから、まだ日が沈みきらぬあいだが、
いちばんきれいに見えます。
昼の間は腕をいっぱいに伸ばして花を目立たなくしていた葉っぱが
夕闇とともに閉じて、ただの黒っぽい固まりとなり、
その上に、ピンクと白の花が光っているように見えるからです。
今年も桜は見逃してしまいますが、暑さとともにやってくる色鮮やかな花の到来に、
リクシャーでの移動中なども目を光らせます。
ネムノキの花は、冬が来て葉っぱを落とし始めるまで、窓の外を飾り、
その甘い(に違いない)蜜で、ハチドリちゃんたちを誘い続けます。

 

学校では、普段の授業にくわえて、
4月の夏休み前に行われる恒例行事で歌うコーラスの練習も始まりました。
このコーラスでは、いつもの巨大眼が怖しくも魅力的なバーヴナー先生ではなく、
どーんと頼もしい体格と大きな声で、びしびし生徒を鍛えるミーラー先生が指導します。
このミーラー先生の授業では、生徒たちのあいだに笑いが絶えません。
格別おかしいギャグを連発するわけではないのですが、
「あんたたちはこう歌ってるけど(悪い例♪)」「こう歌うべきなのよ(いい例♪)」とお手本を見せる、
この悪い例を歌ってみせるときの歌と身振りや顔つきがなんともおかしく、
あははと笑ってしまうとともに、すんなりと歌い方も修正されてしまうわけです。
短時間のうちにあんまり何度も笑っていると、
そのうち笑いが止まらなくなってしまうんじゃいか、と心配になってきて、
先生がまた面白いことを言い出すと、故意に注意力を半分ぐらいにして聞いていたりします。

 

このコーラスの練習中、他の生徒は笑っていないというのに
私ひとりの笑いのツボに入ってしまい、
一人でバカみたいに笑ってしまうという危うい場面がありました。

先生が、ひとりひとりがちゃんと歌っているか知るために、
一人ずつにあるフレーズを歌わせています。
「??? ?? ?? ?????? ?? ??? ???? ???」(Sura laya ke spandana se geeta madhur gaao)
という歌詞を、私の隣りに座っていた女の子に歌わせていた時でした。

この女の子、おそらく2年生の子かと思いますが、
「??? ?? ?? ?????? ??」(Sura laya ke spandana se)というのを
「??? ?? ?? ?? ???? ??」(Sura laya ke is bandhan se)だと勘違いしており、
先生に何度も「is bandhanじゃなくて、spandanaね」と説明されて、はい、と何度もトライするのですが、
どうしても“スパンダナ”の前に“i”が残ってしまい、“ィスパンダナ”となってしまいます。

これで笑いのツボに入ってしまったからたまらない。

 

フランスの人がHの発音を苦手とするように、
インドの多くの人は、ステーション(Station)、スタイル(Style)など
母音を伴わないSが語頭に入ってくる際、これを発音するのが苦手です。
この苦手を克服すべく、彼らはSの前に小さい「ぃ」をつけて発音することにしました。
例えば“ステーション→ィステーション”、“スタイル→ィスタイル”と、
小さな“ぃ”を発音することで、後に来るSが言いやすくなるようなのです。
この事象が、常日頃から私にはとても面白おかしく、可愛かったので、
隣りに座る彼女がどうしても「ィスパンダナ」と歌ってしまう、
この現象が笑えて笑えて仕方なかったのです。

 

「?????? (strii=女性)って言葉あるでしょ? あれに“ぃ”をつけると、“ィストリー”。
それじゃアイロン用の糊になっちゃうじゃない」と先生が言い始めてやっと、
他の生徒からも笑い声が聞こえてきて、私はやっとホッとしました。
結局、その子に正しく歌わせることはあきらめ、次の生徒に歌は移っていきました。
次の子からはみんな、ふつうに歌えています。
“ぃ”つけ現象から離れられないのは、隣の子だけだったようです。

ともあれ笑いは収まりました。ホッ……

 

そうそう、ご報告が遅れましたが、先週やっと、
年末年始に恐慌に陥りながら受けた試験の結果が出ました。
めでたく合格です。
クラス(といっても5人ぐらい)で最高得点をもらったようでした。
世の中不思議でいっぱいです。
心配してくれた人、応援してくれた人、どうもありがとうございました。
「テストの結果次第ではまた2年生に逆戻りも……」との一抹の不安と背中合わせのまま、

3年生を見切り発車していましたが、これで晴れて正式に、3年生が始まります。

 

 

昨年 行われた恒例行事でのコーラスの様子。

手前、オレンジのドゥパッターがミーラー先生。地味に指揮を執っていらっしゃいます。

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- Comments
5 Comments

インド人に、そんな苦手があったんですね~、知りませんでした。
今度気をつけて聞いてみよう。
すでに試験の結果は伺っていましたが、改めて Congratulationsヽ(∇・。ヽ)☆彡
でも、座ったままで歌うんですね、声が出にくそうな気もしますが。
いよいよホーリーを迎え、どんどん暑くなります。
夏バテしないで、コーラスがんばってください。

by みみ | 03 20, 2008 - URL [ edit ]

ヒンディー語だって“??????”とか“??????”とか、母音のないSで始まる単語を多く持っているのに、外来語だとどうしてこうなるのか? 不思議な現象です。インドの古典音楽家は、声楽に限らず、みんな胡座をかいて演奏します。長丁場だからでしょうか。声が出にくいと思ったことはありませんね~。「こぶし2コ分足を開いて手は後ろで組む」という日本の合唱団式歌唱法はここにはないようです。

by 【MotiDD】 | 03 21, 2008 - URL [ edit ]

おお~無事進級おめでとう!(こちらもちと遅ればせながら(笑))
しかしさ、?????? って単語があるのに、スタイルは言いにくいって不思議だね。


by とやまん | 03 22, 2008 - URL [ edit ]

警察の”ポリス"も、ポリィスと発音してたのを聞いたことがありますよ。どこの国の人も、ニガテな発音っていうのはあるんですね。 テレビで、インドの投資会社のCMで、フランス人がヒンディ語の練習してる。っていうのがありました。
今年も、歌のお勉強がんばってください~☆

by Chuma | 03 26, 2008 - URL [ edit ]

とやまん >>> ごぶさただねぇ。?????? って言いながらも、苦手系の人は ??????? って言ってるみたいだね~。S の次に来る子音や母音の組み合わせ関係なんだろうけど……とりあえず私もリキシャーに「駅行ってほしいんだけど」と言うときなどは「??????? ??????!?」と地元感を出して言うようにしております。

Chuma ちゃん >>> H が発音できないフランス人に言わせたら、“ヒンディー語”ではなく“インディー語”になってしまいますね~。コーヤル(インドカッコウ)がやたらと鳴くようになりました。Lokhandwala でも聴こえますか~?

by 【MotiDD】 | 04 02, 2008 - URL [ edit ]

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