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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】タンプーラ

10月18日, 2007 | インド古典音楽を習っています

6 Comments

タンプーラ、という楽器がある。
ヒンドゥスターニー・クラシカルに欠かせない存在だが、
ソロでフィーチャーされることはまずない。
そんな縁の下の力持ち的存在の楽器。

 

弦が4本。下からはじくと、
パ(西洋音階でソ)、パより高いサ(西洋音階ド)、同じくサ、低いサ、と音が出る。
ラーガによってチューニングを変えることもあるが、
パがマ(ファ)になったりニ(シ)になったりするだけで、
やはり2つの音しか出さないことに変わりはない。
弦は鉄でできていて、はじくと、ビィーーーーーーーン、と長く響き続ける。

 

声楽のバックには必ず1~2本つけられる。歌いながら弾く人も多い。
チューニングの狂いやすい楽器のバックでも、常に一定の間隔で
パ、サ、サ、サ……パ、サ、サ、サ……、パ、サ、サ、サ……
と鳴り続けている。
歌ったり演奏したりしている音の高さが狂わないよう、
バックでずっとサとかパとかの音を流し続けている。
一瞬も途切れることなく、音を響かせている。
それがこの楽器の役目だ。

 

エレクトリック・タンプーラ、通称ラーギニー先生。

タンプーラの代わりに、タンプーラのような音をひたすら流し続ける不思議な機械。

もうあなたなしではリヤーズできません。

 

 

最初はどうだったのかわからないが、昨年の9月に中途入学した時点では、
クラスのほかの人々はもうみんな、タンプーラを普通に弾くことができていた。

 

弾く、といっても難しいことはない。
持ち方、座り方、はじき方を教われば、すぐに弾くことができる。
パ、サ、サ、サ……パ、サ、サ、サ……パ、サ、サ、サ……
簡単だ。

 

最近、学校では一年のカリキュラムを終え、これまでの復習に入ったので、
あまり目くじらたてて授業を受けずにすむようになった。
そんなわけで、私もときどき、タンプーラを手にとって練習させてもらっている。
新しい曲をやったりする授業など、タンプーラに注意が分散されてしまう状態では、
受けるのはムリ。完全にお手上げになっちゃうのだ。

だから、復習期間のいまがチャンス。

でも少しずつ、先生が「練習しなさい」と言ってくれたときだけ弾くようにしている。

 

今日 授業が終わったら、人差し指に水ぶくれができていた。
最初はなんだか全然わからなかったが、タンプーラのせいだと思い当たった。
はじめのパだけ中指で弾き、残りの3弦を人差し指で弾くよう教えられたので、
その通りに弾いていた。
ものの15~20分程度のことと思う。
それだけで水ぶくれができてしまった。

 

水ぶくれができた指は痛くもなんともなかったが、
とにかく姿勢を保ち続けるのがつらい。
足がしびれてきた。腕が痛くなってきた。

これでは痛さに気を取られて、歌が歌えない。もうダメだ。

両立が難しくなってきたので、慣れた生徒さんに替わってもらう。
きっと弾いているうちに、指が堅くなって、
水ぶくれなんてできなくなるのだろう。

 

すらりと美しいタンプーラ。
12月の試験に合格したら、ごほうびに買っちゃおうかな。

 

ラスーラン・バーイーというトゥムリー歌手とタンプーラ。

このように横に倒して弾く派と、立てて弾く派がある。学校では立てて弾く派で教わっている。

 

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- Comments
6 Comments

そうか、歌だけでなく楽器も弾くんだね。
なかなか大変そうだねぇ、両立というのは。
でも、これで楽器を買ったら、いつか弾きながら歌ってもらえるかな。
ちょっと楽しみな私です。

by みみ | 10 18, 2007 - URL [ edit ]

ああ、これこれ!(笑)、先日インド映画の中でこれを見ましたよ。
たんぷーらっていうんだね。
たんぷーら、てんぷーら♪見た目よりずいぶん地味な楽器ね。
そんな縁の下の力持ちてきな存在なのですねぇ。

床に座った状態で楽器をかかえるって、だいぶ大変そうだね。
30年くらい前の日本人だったら、もう少し楽だったかもね。


by とやまん | 10 18, 2007 - URL [ edit ]

みみ様 >>> 大御所さんはバックに控えたお弟子さんに弾かせたりしているし、タンプーラ・マシーンもあるから、弾かなくてもいいんだろうけど、なんとなく楽器を抱えて弾けたほうが、照れがなく歌えそうな気はします(ギター弾き語りと一緒かな)。でも目の前で歌えるかどうかは……今後の修行次第ですねー……とりあえず4~5年は人前で古典を歌うのはムリっぽいです。

(なつかしい)とやまん >>> む。(なつかしい)親父ギャグが冴えてますなぁ~。天ぷらネタはおいらも書きたかったんだけど、文脈的に入れる場所がなくてカットしたんだー。ネタっていっても親父ギャグ癖がうつったわけじゃないよ。タンプーラの写真を、例によってFlicker というサイトで探したとき、“Tampura”と検索したら、出てきた大半の写真が天ぷらの写真でさぁ、ガッカリしたとともにおおいにお腹を空かせられたんだよ(けっこう多くのガイジンが天ぷらをTampuraと憶えているということが判明)……という話を、入れられたらどっかに入れたかったんだけど、文脈的に難しくてカットしていたのでした。とやまんのギャグのおかげでこのネタが日の目を見ました。ありがとう。

by 【MotiDD】 | 10 18, 2007 - URL [ edit ]

「ぶ」ではなく「ぷ」なんですね~ (私も間違いなく「天麩羅」を連想しちゃいます)
タンプーラっていう名前の響きから軽やかなイメージを受けたけれど、けっこう重そう。弾くのも重労働になりそうですね。MotiDD さんが弾いたら格好いいだろうなぁ。首を長~くして楽しみにしています!

by f.c.mana | 10 20, 2007 - URL [ edit ]

エレクトリック・タンプーラって見たことあります。といってもテレビで。深夜番組のタモリ倶楽部で、吉祥寺に住んでるというインドの楽器の先生が出できたとき見ました。電子タブラと言っていました。ツクツクとかコンコンとかの音してたような。なんか気持ちよくなるリズムと音だったですね。

by f.c.toshio | 10 20, 2007 - URL [ edit ]

ご夫婦揃ってのコメント、ありがとうございます!

f.c.mana さま >>> あー、言われてみると確かに重そうですねぇ。でも実際は軽いんです。音がよーく響くよう、あの楽器の中は完全に空洞になっていると思われ。一曲完奏するのに1時間かかることが珍しくないインド古典音楽、楽器も持ちやすく気長に弾けるものでないとやってられません(とインドの人が思ってるかどうかはわかりませんが)。

f.c.toshio さま >>> 言葉が似ていてまぎらわしいのですが……Satyanamak がやっているタブラという打楽器がありますよね。それの代わりにずっと一定のリズム・パターンを刻み続ける機械があって、それをエレクトリック・タブラ(あるいはタブラマシーン、電子タブラなど)と言うと思います。タモリ倶楽部でご覧になったのはそちらですね。写真に出ているラーギニー先生は、リズム担当ではなく、音程が狂わないように一定の音を出し続ける、いわばチューニング担当。ラーギニー先生もタブラマシーンも、見た目は双子のようにそっくりです。タブラマシーンもまた、練習に欠かせない存在で、練習のときは目の前によく似た2台の機械を並べて歌っています。なんだか変てこですね。

by 【MotiDD】 | 10 20, 2007 - URL [ edit ]

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