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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】ゴンさんの新学期

06月17日, 2012 | 今日のチントゥー

4 Comments
六月。モンスーンの到来とともに、
多くの子どもたちの学校は新学期を迎える。

昨年までゴンさんの通っていた学校には、
● プレイグループ(一歳半から二歳半)
● ナーサリー(二歳半から三歳半)
● ジュニアKG(三歳半から四歳半)

という学年区分けでクラスがある。

ゴンさんは一歳半から一年間、バンドラ・イーストのプレイグループに通い、
昨年六月より、バンドラ・ウェストの現在の学校でナーサリーに通っていた。
ナーサリーではたくさんの友達の名前を覚え、
とても楽しんでいる様子だったので、
来年度も同じ学校のジュニアKGに進めばいい、と我々は思い込んでいた。

ところが蓋を開けてみると、同学校のジュニアKGに進むのはゴンさん一人。
せっかく友達になった他の子たちは、全員他の学校へ進学してしまったのだ。

ジュニアKG修了後は、五歳でシニアKG、六歳で小学一年生へと進学する。
ゴンさんの旧クラスメイトたちは、シニアKG以降から小学校まで
(あるいはもっと後までもエスカレーター式なのか)を包容する
大きな学校に行ってしまったのだった。

両親がこのことに気づいたのは、三月も終わりかけた頃。
慌てていろんな学校へ入学手続の問い合わせをしてみたが、
どこに電話しても「受付は終わっている」と言われるだけだった。
新学期開始は六月だというのに、なぜ……

学校側では「ゴンさん一人でもジュニアKGは開くから大丈夫。
アクティヴィティーはナーサリーの子どもたちと一緒にやって、
ジュニアKGですべき勉強だけは個別にやるから安心して」
と言ってくれていたが、そう楽観はできなかった。
幼少期、一歳の年齢の開きはあまりに大きい。
一歳年少の子どもたちだけに取り巻かれて暮らすのと、
同じ年齢の子どもたちに切磋琢磨されつつ過ごすのとでは、
ゴンさんの成長ぶりにかかる影響が決定的に変わってしまうのではないか。

しかし我々に、元の学校に通い続ける以外にほとんど選択肢はなかった。
近所の牛乳屋さんが相談に乗ってくれ、
「六月に入ったら電話ではなく直に学校に行って当たってみなさい。
受け付けてくれるかもしれないから」
と言ってくれたが、結局は同じ学校に行かせることに決めた。

家庭内でほとんど英語を聞くチャンスがないゴンさんは、
他の子どもに比べて英語力が低い。
いまより大人数の大きな学校に行ってしまうと、
一人一人の子どもたちに先生の目が行き届くのか不安だが、
いまの学校に通っていれば人数が多くなる心配はないし、逆に
マンツーマンの教育で弱い英語をカバーしてもらう機会にも恵まれる。
そう考えると、大きな学校へ入れるのは来年からでいいように思えてきたのだ。
しかし、周囲が一歳下の子だけになってしまう、というのはやはり
大きな問題であり、半年分の授業料をいまの学校に納めてしまった後でも、
本当にこれでよかったのか、と自分に問うことをやめられなかった。

homework.jpg

先週の火曜日から新学期が始まった。
夏休み中は退屈でため息ばかりついていたゴンさん、
学校が始まると判るとすぐに元気はつらつに戻ったのだから現金なものだ。

ジュニアKGクラスは、ナーサリーよりも四十五分遅く終わるので、
ナーサリーの子どもたちが帰ってしまってからお迎えまでの四十五分間は
先生とマンツーマンでの勉強の時間になる。
一人になっても退屈せずにできるのか心配だったが、
迎えに行って本人に聞いてみると「おもしろかった」と言うのが常で、
どうも心配は無用だったようだ。

一週目が終わる金曜日、迎えに行くと、ゴンさんと先生が
小さな机を挟んで向かい合って座っているのが窓から見えた。
先生は絶えず大きな身振り手振りをしながら、
ゴンさんから一瞬たりとも目を離さずに何か説明してくれている。
こちらに小さな背中を向けた小さなゴンさんも、
先生の顔をいっしんに見上げ、うなずきながら熱心に聞いている。

何が正しかったかなんて明確な答えは出ないけど、
これが一番よかったのかもしれない、と思った。
小さな窓から見えた、胸を打つ景色だった。

(写真は人生初めての宿題に打ち込むゴン太さんです)
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