【MotiDD】お水がないと困ります
08月25日, 2010 | 未分類
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静かな朝だった。こんなに静かな朝はそうない。
日曜日で往来の騒音が少ないことに加え、水が出ないからだ。
バケツに溜めておく水すら出ない。
水が出ている朝の間にあわてて片付ける洗濯も食器洗いも、
水を溜める作業も、ゴン太さんの入浴も、何もできない。
待っても待っても、水が来る気配はない。
絶望感がひしひしと家を満たしていく。
これは まじで やばい。
その日は、レンタカーを借りて日帰りの遠出をする予定でいた。
当日キャンセルすればレンタカー代の半額は取られてしまう。
家にいたって何もできないうえに、どんどん気分が落ち込んでくるばかりだ。
サンタクルズのホテルに電話して、今晩の予約を入れた。
予定通りレンタカーを借り、荷物をまとめて、
ゴン太さんのお風呂のたらいも何もかも放り込んで、車に乗り込んだ。
ホテルの部屋に落ち着くと、ルームサービスを頼んで、
食事が届くまでの間に、まずはトイレにお風呂に忙しい。
あらゆる水を使う仕事をここでしてやらないと元が取れない。
顔や手を洗うだけでも、洗面台の蛇口からちゃんと水がじゃーっと出てくる。
こうでないとなぁ、ちゃんとした暮らしというのは!
水道自体がない生活を強いられてる人々のことを考えれば罰が当たるが、
やはり東京23区で生まれ育って、水道ガス電気交通、その他もろもろのライフラインを、
何の疑問も抱かずに当たり前だいと享受してきた身にはつらかった。
一週間の水不足を我慢してきたあと、状況が改善するどころか、
ここまで最悪の事態にしてくるとは。ただの一滴も出さないとは。あぁ。
ちょっとしたことでは凹まないつもりでいたが、今回ばかりは、
ホテルに泊まるのもたまには気分転換でいいじゃん、という気分にはなれなかったのだ。
せっかく借りたレンタカーを、ホテルと家の往復だけに使うのもつまらないので、
ゴン太さんの眠たい時間だったが、昼ご飯のあと出かけてみた。
満々と水をたたえたヴァサイ・クリークを眺め、ターネーを抜け、
こちらも満々と水をたたえたポワイ・レイクへ。
あぁ、我が家以外の至るところに水はあるように思える。
帰り道に立ち寄った公園から、その庭園といっていいような、
鯉が泳ぐ池やら木の展望台やらのある立派な公園を見下ろす高級マンションが見えた。
家賃は何十万という単位だろうか。
やっぱりこういう超高級マンションには水問題なんてないのかな。
あったとしてもすぐに水供給車とかが呼ばれて何らかの手当を受けるのかな。
豪奢な高級マンションがうらやましいなんて、本気で思ったこともないけど、
この夕暮ればかりは、あぁ、あのベランダから公園を見下ろしてみたい、と
切なく見上げてしまったものです。
ヴァサイ・クリークを眺める
このひどい事態を反省したか、徐々に状況が良くなってきた。
ホテルに一泊して帰った月曜は、なんとかバケツに溜める分だけは出た。
翌日は、バケツに溜める分と、お風呂場うえの貯水タンクにも少し上がった。
翌々日は、その貯水タンクの一番上、“POLY GOLD”のPの上まで上がった!
ゴン太さんも「おみじゅ。せんたっきー。じゃば、じゃば」と喜んでいました。
【書き忘れてたことがあった】
水の問題に加えて気を滅入らせたトラブル、電気系統の故障が土曜の夜に起きた。
トイレやお風呂場のドアを閉めるための閂に触れると、ビリビリッと電気が走った。
インドは220ボルトの高電圧だから、下手すると簡単に命に関わる事故になる。
ぎゃーこれは危険、と慌ててブレーカーを切り、トイレ風呂場の電気を絶った。
こうなると、お風呂場やトイレに入るとき、電気がつけられなくなる。
水の節約のみを考えて流したり手を洗ったりしてるだけで哀れっぽい気分になるのに、
暗いトイレなんかで用を足していると、
なんだか不憫な感じが余計に強まってくるではありませんか。
月曜日、お隣さんに紹介してもらった電気技師さんに来てもらって見てもらうと、
ブレーカーの一部が焼けていた。これが原因だったのか。
その交換だけで、大工事にならなくて済んだのでよかった。
ついでに、いままで故障して鳴らなくなったのを放置していた
ドアベルの取り付けもやってもらい、新しく「キンコーン!」と元気よく鳴るベルもついた。
このベルのように威勢よく、この先も無事に生活が回っていきますように。
日曜日で往来の騒音が少ないことに加え、水が出ないからだ。
バケツに溜めておく水すら出ない。
水が出ている朝の間にあわてて片付ける洗濯も食器洗いも、
水を溜める作業も、ゴン太さんの入浴も、何もできない。
待っても待っても、水が来る気配はない。
絶望感がひしひしと家を満たしていく。
これは まじで やばい。
その日は、レンタカーを借りて日帰りの遠出をする予定でいた。
当日キャンセルすればレンタカー代の半額は取られてしまう。
家にいたって何もできないうえに、どんどん気分が落ち込んでくるばかりだ。
サンタクルズのホテルに電話して、今晩の予約を入れた。
予定通りレンタカーを借り、荷物をまとめて、
ゴン太さんのお風呂のたらいも何もかも放り込んで、車に乗り込んだ。
ホテルの部屋に落ち着くと、ルームサービスを頼んで、
食事が届くまでの間に、まずはトイレにお風呂に忙しい。
あらゆる水を使う仕事をここでしてやらないと元が取れない。
顔や手を洗うだけでも、洗面台の蛇口からちゃんと水がじゃーっと出てくる。
こうでないとなぁ、ちゃんとした暮らしというのは!
水道自体がない生活を強いられてる人々のことを考えれば罰が当たるが、
やはり東京23区で生まれ育って、水道ガス電気交通、その他もろもろのライフラインを、
何の疑問も抱かずに当たり前だいと享受してきた身にはつらかった。
一週間の水不足を我慢してきたあと、状況が改善するどころか、
ここまで最悪の事態にしてくるとは。ただの一滴も出さないとは。あぁ。
ちょっとしたことでは凹まないつもりでいたが、今回ばかりは、
ホテルに泊まるのもたまには気分転換でいいじゃん、という気分にはなれなかったのだ。
せっかく借りたレンタカーを、ホテルと家の往復だけに使うのもつまらないので、
ゴン太さんの眠たい時間だったが、昼ご飯のあと出かけてみた。
満々と水をたたえたヴァサイ・クリークを眺め、ターネーを抜け、
こちらも満々と水をたたえたポワイ・レイクへ。
あぁ、我が家以外の至るところに水はあるように思える。
帰り道に立ち寄った公園から、その庭園といっていいような、
鯉が泳ぐ池やら木の展望台やらのある立派な公園を見下ろす高級マンションが見えた。
家賃は何十万という単位だろうか。
やっぱりこういう超高級マンションには水問題なんてないのかな。
あったとしてもすぐに水供給車とかが呼ばれて何らかの手当を受けるのかな。
豪奢な高級マンションがうらやましいなんて、本気で思ったこともないけど、
この夕暮ればかりは、あぁ、あのベランダから公園を見下ろしてみたい、と
切なく見上げてしまったものです。
ヴァサイ・クリークを眺める
このひどい事態を反省したか、徐々に状況が良くなってきた。
ホテルに一泊して帰った月曜は、なんとかバケツに溜める分だけは出た。
翌日は、バケツに溜める分と、お風呂場うえの貯水タンクにも少し上がった。
翌々日は、その貯水タンクの一番上、“POLY GOLD”のPの上まで上がった!
ゴン太さんも「おみじゅ。せんたっきー。じゃば、じゃば」と喜んでいました。
【書き忘れてたことがあった】
水の問題に加えて気を滅入らせたトラブル、電気系統の故障が土曜の夜に起きた。
トイレやお風呂場のドアを閉めるための閂に触れると、ビリビリッと電気が走った。
インドは220ボルトの高電圧だから、下手すると簡単に命に関わる事故になる。
ぎゃーこれは危険、と慌ててブレーカーを切り、トイレ風呂場の電気を絶った。
こうなると、お風呂場やトイレに入るとき、電気がつけられなくなる。
水の節約のみを考えて流したり手を洗ったりしてるだけで哀れっぽい気分になるのに、
暗いトイレなんかで用を足していると、
なんだか不憫な感じが余計に強まってくるではありませんか。
月曜日、お隣さんに紹介してもらった電気技師さんに来てもらって見てもらうと、
ブレーカーの一部が焼けていた。これが原因だったのか。
その交換だけで、大工事にならなくて済んだのでよかった。
ついでに、いままで故障して鳴らなくなったのを放置していた
ドアベルの取り付けもやってもらい、新しく「キンコーン!」と元気よく鳴るベルもついた。
このベルのように威勢よく、この先も無事に生活が回っていきますように。
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