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satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】高波にご注意

06月27日, 2013 | 今日のムンバイ

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ムンバイの雨季といえば、ハイ・タイド、つまり高波がつきもの。
波が高くて船を出せないために漁業も下火になり、魚が入手しづらくなる。
今週は、一年を通じてもっとも波が高くなる「高波ウィーク」。
豪雨と高波に同時に襲われると、道に浸水する危険が高くなることもあり、
報道機関が、何時何分に何メーターの波が来る、と市民に注意を呼びかけている。

1.jpg

月曜日。いつも学校帰りにゴンさんと寄るバンドスタンドの海でも、
高く上がった飛沫が歩行者の顔を濡らすような激しい波が、遊歩道の裾に打ち付けている。
海に近づく階段に立ち、今にも足にかかりそうな波を見ていると、
お巡りさんに「後ろに下がりなさい」と注意された。
いつもこんなところに警官はいない。
高波への警戒のために配備されているのだ。
カーター・ロードの海にも寄ってみたが、やはり警官が二、三人たむろしていて、
同様に注意された。小さい子どもを連れているから目立つのかもしれない。
海沿いの歩道に入らず、車道にスクーターを止めて木の隙間から見ていたが、
それでも波が届いた。
ゴンさんとビックリ顔で見ていたら「レインコート着て来いよなぁ」と
フラフラ歩いていたにやにやオヤジに声を掛けられた。
レインコートを着て波に打たれびしょ濡れになる人々、というのが
確かに雨季のムンバイにはいつもいる。
そんなずぶ濡れに濡れるならなぜコートを着るのか不思議なのだが。

3.jpg


午後一時半時頃に五メーター近い波が来る、と予報のあった火曜日。
ゴンさんののろのろ食べを急いで切り上げて海に向かった。
少し雨がぱらついているが、大した降りではない。
海沿いのカーター・ロードに着くと、すでに野次馬がちらほら集まっている。
翌日の新聞には「高波に警戒してオフィスは早じまいし、街に人はまばらだった」
「リクシャーやタクシーの乗車率が三割程度下がった」と報じられていたが、
世の中警戒する人種ばかりではなく、物見高く波を見に来る人種もあるのだ。
見に来るだけではない、波を浴びに来る人種も。


4.jpg

この男。
完全に「海とオレ」になっていて、誰をも寄せ付けなかった。

5.jpg

波は無数のゴミや石くれを載せている。
濁った海水と一緒に絶対に当たっているはずなのだが、危なくないのか男よ。

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【MotiDD】どこへ行く、インド。

01月22日, 2012 | 今日のムンバイ

2 Comments
友人に頼まれて、女の子三人に日本語を教えている。
教えている、といっても、経験があるわけでもないので、
いまのところは、平仮名と単語を少し。

八歳の女の子、といったら、遊びたい盛りのおませさん。
これが三人も集まるのだから、教えるのも一苦労だ。
集中力が続かずすぐにゴンさんのおもちゃに走る、
黄色い声で猫の春ちゃんを追い回す、
私のペンを使いたがる、注意しても言うことを聞かない、
果ては太郎さんの祭壇にお供えしてもらった個包装パック入り干し魚を
「これ何?」とつまみあげ、「干した魚」と答えてやると
「サカナぁ~!!!?」と奇声をあげていかにも汚いものに触れたように
迷惑そうな顔で逃げ出す(彼女はベジタリアン。が、それにしても、
どついたろか、である……)etc.。
友人がついていなかったら、とっくに逃げ出している。

四回目か五回目になった前回、その暴れっぷりが最高潮だった。
三時に学校が終わってから我が家へ来て、勉強していたのは二十分ほど。
朝から一日学校で勉強した後だもの、そりゃあ遊びたいだろう、と思うと、
私も止められないのだが、それにしてもひどい。
友人も私も匙を投げ、世間話に。

三人娘のうちの一人の母親である友人は、娘の転校先を探している。
少しでも勉強の厳しくない学校に替えたい、という。
ムンバイの子どもたちの教育にかけるプレッシャーの大きさは、
試験結果に落胆して自殺してしまう子どもの数や、
勉強のために好きなことをさせてもらえないと自殺してしまう子などの
ニュースを見ているだけでも伝わってくる。
特に数年前から問題視されているのが、彼らが学校に持って行くカバンの重さだ。
ムンバイ市内の子どもたちのカバン重量平均は、九キロだという。
成長過程にある子どもの背中には負荷がかかりすぎ、
子どもの身体の健全な発育を妨げる、ということで、
ロッカーの使用を始めたり、総重量を校則で定めたり、
薄いノートを使うよう指示する学校なども出てきたようだ。
この子どもたちのカバンの重さが、彼らの背にのしかかっている重圧を物語っている。

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気温が下がり、めっきり過ごしやすくなったこの頃は、
ゴンさんを連れて毎日ソサエティ内のガーデンに行っている。
駐車場内で三輪車を乗り回したり、芝生でしゃぼん玉をしたり、ボールで遊んだり。
ほぼ見捨てられているけれど、すべり台とブランコを備えた小さな公園もある。
残念ながら、遊び相手は私だけだ。
昼寝から起きた夕方、陽が落ちる前に行っても、他の子どもたちの姿はない。
暗くなってしばらく経つと、ようやく外で駆け回る女の子たちの声が聞こえてくる。
やっと塾が終わって家に帰ってきたのだろう。
しかし遊ぶ場所があるだけ彼女たちは恵まれている。
足の踏み場を見つけられない人口過密のムンバイ、
ほとんどの子どもは、こんなふうに走れる場所を持っていない。
塾から家に戻ったら、テレビを見て、ご飯を食べて、寝るだけだ。

子どもたちから子供時代を奪って、インドはどこへ急ぐのだろう。
眼鏡の奥のキラキラは、永遠のものではないというのに。

三人が大暴れしたその日は、もう収拾がつかないので、
室内で暴れられるより遙かにマシ、とガーデンへ移動した。
ボール遊びを始めた三人の仲間に入れなかった小さなゴンさんだが、
それはそれでなにかうれしそうに端のほうで遊んでいる。
しかし、我が家に滞在すること二時間半のうち、
たった二十分ばかりしか勉強していなかったことが他のお母さんに発覚し、
迎えに来た彼女にたっぷりとお説教を喰らうこと四十分ほどに及んだだろうか。
来週からは、勉強のあとに三十分ガーデンで遊んでよし、
ただししっかり勉強しない人は「部屋の隅に立たせてください」と私に……
えぇぇーーーマジっすか……。

せっかくこんないいガーデンがあるのだから、
彼女たちに思いっきり遊んで帰ってほしいと私も思う。
次週、彼女たちが心を入れ替えて真面目な生徒になってくれるかどうか、
見ものです。

【MotiDD】本日、駅前にて。

09月14日, 2011 | 今日のムンバイ

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轢かれる、と思った。
駅前の雑踏(雑踏、という響きはあの混雑を表すにはあまりに優しい)、
一センチ切ってるよこれ、という信じがたい間隔でせめぎあう
オートリクシャーと車とバス、間に人、人、人。
降りる前にと電車のクーポン(回数券)を切っていたとき、ふと顔を上げると、
乗っているオートリクシャーの左手に小汚いおっさんが飛び出してきた。
うわ轢かれるよさすがに、と思った瞬間、その親爺、
オートの車内左側についているサイドミラーに花輪をかけ、離れていった。

オートは何事もなかったかのように進み、やがて停まった。
「二十五ルピー」と運転手さんは運賃を私に告げると、
普通に花輪を手に取って車内を飾ろうとしている。
「なんで花がもらえるわけ?」と聞いてしまったので、
運転手さんはいぶかしく思っただろう。
「お金も払わないのに、その花輪」
きっとそんなことを疑問に思った乗客はなかったに違いない。
「あぁ。こんなん毎日のことなの。金は払ってんの。五ルピー」と面倒そうに答えた。
びっくりしながら二十五ルピーに対して三十ルピーを出すと、
運転手、手持ちの釣り銭がない。
後ろに向かって何か叫んだ。
さっき飛び出してきた花屋の親爺が俊足でやってきた。
運転手から「このお客さんに釣りの五ルピーをやれ」と命じられた親爺は、
にこやかに笑いながら、真新しい金色の五ルピー硬貨を私にくれた。
運転手さんは親爺に命令を下しながら、
私から受け取ったうちの十ルピー札を一枚出していた。
花輪がひとつ五ルピー。
一石二鳥、明朗会計。

リクシャーを降りると、そこはバンドラ駅。
誰もが自分より早足で歩く、せっかちの街。
のんびり・ゆっくりが許されない街、ムンバイ。
走ってるオートに、なぜ。停まってからでもいいじゃんか。
あの早業を習得するまで、どれだけ腕を車体にぶつけて痛めたろう。
幾多の疑問は湧くが、ホームに向かいながら「さすがインド」と呟く私の頬には、
小汚い街の、熟練のスマートビジネスを垣間見た満足感のようなものが
笑みとなってにじみ出ていた。

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いつの時代に撮られたものだろう、旧き良き時代のバンドラ駅、Flickr より。
この頃だったらもう少しのんびり歩けたのかなー、と思う、
ちょっとムンバイ疲れな今日この頃です。

【Satyanamak】6月18日海辺のできごと

06月20日, 2011 | 今日のムンバイ

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最近、ウィズダムという一隻の巨大な廃船が連日ムンバイのニュースを賑わせている。
先日の旅行でも訪れたスリランカのコロンボから、ムンバイより北の沿岸にある
グジャラート州の廃船解体場まで別の船に引っ張られて運ばれる途中、
海が荒れていたために我が家の近くの海上で牽引船とはぐれて漂流を始め、
ムンバイ郊外随一の観光スポット (ただしゴミだらけ)、ジュフー・ビーチの
浅瀬に乗り上げてそこに居座ってしまったという。
ジュフー在住のインド映画界一の大スター、アミターブ・バッチャンも
驚愕したという、巨大な船がジュフー・ビーチに出現したさまを一目見てみたかった。
我が家から見える海に大きな船が来ることなど普段はないのだが、
新聞の記事によればウィズダムは漂流中に近所の海を通っていったらしい。
いったいどんな様子だったんだろう。実際に見ることができなかったのが悔しいが、
やけに想像力をかき立てるものがあった。

土曜日の朝刊を読んでいると、その日の昼に高潮を利用してウィズダムを海に戻す作戦が
行われるらしい。もたもたしていては見られなくなってしまうかもしれない、ということで
朝食後、MotiDD、チントゥーと一緒にバイクでジュフー・ビーチへ。

wisdom1.jpg
いたいた! うーむ、確かにでかっ!

乗り物大好きチントゥーはこの巨大船を見て大喜び、かと思ったのだが、
スリランカ旅行以来、波打ち際恐怖症になっていたことを忘れていた。

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逃げるチントゥー。「波コワイ! おうち帰る!! うわーん!!」

仕方なくチントゥーと MotiDD を後ろに残し、一人で見に行くことに。

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さすがに物見高いムンバイ人、朝から相当な人出だ。
それにしても、ムンバイの観光名所に正面から突っ込むとは、
かなり目立ちたがり屋な廃船といえよう。


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船をバックに記念撮影をする家族も。


wisdom3.jpg
船の先っぽを触る人たちもいた。何か御利益でもありそうだ。
そのうち溺れる人が出るんじゃないだろうか。

ひととおり見た後、チントゥーの大好きなナリヤル・パーニー
(ココナッツウォーター) 屋さんが船の近くにあったので、
それをネタにチントゥーをそこまで連れてくることには成功したが、
モンスーンの高波でざっぱーんと押し寄せる波が怖くて船どころではない様子。
「おっきな船でビックリするかと思ったんだけどな……」と言うと、
目を見開いて「ハッ!」と驚いたふりをしてくれた。

その日の夜のニュースによれば、救出作戦は失敗に終わったらしく、
ムンバイに忽然と現れた新名所、ウィズダムはもうしばらく注目の的になりそうだ。

【MotiDD】今年も来ました、モンスーン

06月04日, 2011 | 今日のムンバイ

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初雨は、六月二日の夕暮れ時。
空に黒雲が立ちこめ、さぁっと風が吹き始めたので、
エアコンを消して窓を大きく開け放ち、ゴン太さんと一緒に雨を待った。

期待通り、まもなく大粒の雨。
友達から電話があって、彼女が雨に濡れに行くと言うので、
私もゴン太さんと一緒に、外に出てみた。
ゴン太さんは、日本で買った虹色の傘と長靴を初めておろすので、
うれしくて仕方ない。
簞笥の奥にしまってあった長靴を出すので手間取っているうちに、
雨脚が少し弱まってしまったが、急いで出かけた。

我が新居は丘を海側に少しだけ下ったところに立っているので、
上からも地面を伝って雨水がどっと流れてくる。
隣のマンションの敷地からは、茶色い泥水が鉄砲水のように勢いよく飛び出している。
それらの水が、我が敷地内ガーデンの真ん中を突っ切る階段に流れ込み、
いつもゴン太さんが遊びに行くのに使う階段は、小川の急流になっていた。

持ち慣れない傘との格闘を初めは楽しんでいたゴン太さんだったが、
じき雨に濡れるのも気にならなくなってきたと見え、傘を渡してきた。
手が空いて身軽になると、長靴の足を「ばしゃん!」「ばしゃん!」と
勢いよく水たまりに突っ込んで、泥水を跳ねとばしていた。
水を怖がることが多かったゴン太さんの子どもらしい行動が、うれしい。
短時間のお散歩だったが、びしょびしょになって家に帰った。

今日で三日目、雨は連日、夕方近くに降り続いている。
昨日の雷雨はものすごく、あまりの迫力に、臆病者の猫の太郎ばかりか
ゴン太さんまでが怖がって、「ゴンちゃん寝る!!」としがみついてきた。
「これはアンパンマンの絵本で読んだ“かみなりピカたん”が、
空ですごい太鼓を叩いているんだよ」と絵に描いてあげると、怖がらなくなった。

浸水、雨漏り、交通マヒ、洗濯物が乾かない、カビの蔓延など、
困ったことも多々ある恵みの雨。
神様、ほどほどにちょうどよく、お願いします。


monsoon.jpg

モンスーン開始直前の春ちゃん。
左背景の朱色は、満開のグルモーハルです。



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