プロフィール

satyanamak*motiDD

Author:satyanamak*motiDD


2006年夏、
人人人ひしめくムンバイに
猫猫ひきつれやってきた二人組。
夫 Satyanamak と妻 MotiDD
2008年11月には新たに
ムンバイ生まれのチントゥーも
登場しました。

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【MotiDD】エンフィールド故障顛末

04月21日, 2011 | エンフィールド故障顛末

2 Comments
購入後四年を経た我らがロイヤル・エンフィールド、マチズモさん。
小さな故障をよくしてきたが、今回もやはり小さな故障を起こし、
その故障から修理に至るまでの顛末が、よくインドを象徴しているような気がするので、
“エンフィールド故障顛末”なんてカテゴリまで思わず作ってしまった。

暑い昼日中に、いつものように三人乗りで買い物に出かけた。
エンジンをかけた時点で様子がおかしかった。
すぐにエンストするのを騙し騙し発車して走っていたが、
パリ・ヒルを降りたあたりでとうとうエンジンがかからなくなった。

日陰に移動してバイクを停め、鍵をかける。
オートを拾い、
「バイクが故障しちゃったんだけど、修理屋さん知らない?」
と聞いてみる。
あいにくの日曜日、ダメもとで行ってみた行きつけの工房はやはり閉まっており、
こうなると運ちゃんと神様だけが頼りだった。

運ちゃんはどこに向かっているのか、当てがあるのかないのか、
少し走ったところで、工事中で車両乗り入れ禁止になっている場所に突き当たった。
「あのへんにいるはずだから聞いてみろ」と運ちゃんに言われるまま、
Satyanamak とゴン太さんをオートに残し、歩き出してみた。
運ちゃんの指したあたりには、バラックのような掘っ立て小屋が並び、
軒先によく陽に灼けシワシワになったおばさんとオバーさんが
ぶらぶらしていたので、聞いてみた。

「どっかそこいらにいるよ」的な返事。
そこいらってどこかいな~とさらに数軒先へ進んでみる。
大通り(といってもWaterfield Roadだが)にぶつかった。
角のタバコ屋さんの前で、ガラの悪そうな兄ちゃんやおっちゃんが
原付に腰かけながらたむろしていたので、
バイクの修理屋さん知りません?と聞いてみた。
向こうも珍しい人種に声をかけられたので、ちょっと緊張して
背筋なんか正しちゃったりしている。

「あれだよ」と指さされたのは、タバコ屋のお兄さん。
眼鏡をかけてきちんとした身なりをした真面目そうな人だが、
普通にパーンを作ったりタバコを売ったりしてる人に見える。
行って聞いてみると「ふむふむ。バイクはどこに停めてあるんだね?」
「走ってる途中に止まったのかね?」「音がしたかね?」などと質問してきて、
いかにも修理屋さんであるようだった。
店の外にいた下働きの兄ちゃんに指示を出しているので、
自走不可能なバイクのところまでこのお兄ちゃんが行って直してくれるのだな、と判る。
袋にも何も入れてない工具をガチャガチャと手にしたお兄ちゃんと共に、
リキシャーでバイクを停めてあるところまで戻った。

オートを降りると、なんだか見たことある顔の人が待っている。
誰だっけ、この顔。
あっ! さっきのタバコ屋のお兄さんではありませんか!!
どうやらバイクで先回りして着いたものらしい。
なんと不思議な。それで停めた場所を聞いてたのか。うぅむ。

メカのことは私にはサッパリわからないが、下働きの兄ちゃんとともに
エンジンまわりを開けていじって、5分もしないうちに始動した。
スパークプラグに煤がついて火が付きにくくなった、ということらしい。
よくわからないが、また動いてよかった!!
100ルピー払って、ありがとう~とお別れする。
バイク二人乗りで、笑顔でまたタバコ屋へと去っていった。
格好いいなぁ~。

さて、Satyanamak によると、どうやら今回の故障は“故障”というよりは
単なるガス欠が原因らしかった。
ガス欠だったのにそれに気づかず、何度もエンジンをかけようとしたため、
煤がついてしまったのだろう、とのこと。
動きがおかしかった時点でタンクを開けてガソリンの残量を見てはいたのだが、
給油したばかりで空になるはずがなかったため、“ある”という思いこみがあり、
きちんとチェックできなかったものらしい。
気づかなかったが、ガソリンが、おそらく盗まれていたのだ。
最近オイル漏れが激しく、修理に出した時にバイクは修理屋に一泊していた。
その時にやられたのだろう、給油タンクの鍵穴を覆う蓋がなくなっていた
(それでピンと来てもよかったのだが我々は気づかない)。
バイク屋さんも預かってる単車をしまうスペースなんて持ってないから、
どうしても野外に置くことになる。
バイク修理は極力泊まりがけを避けた方がいい、という教訓を得た。

以前、タクシーの運ちゃんで、裏の職業は占い師、という実に怪しい人に会ったが、
やっぱりインドでは、他業種兼業は珍しいことではないんだな。
こうしてタバコ屋お兄さんの二面相に助けられた我々は、
カンカン日の照るなか、無事に目的地へと走り出したのだった。

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【MotiDD】人口過密もまたよし、か。

03月25日, 2010 | エンフィールド故障顛末

2 Comments
ムンバイはおそろしい過密都市で、都市としての人口密度は世界一と言われている。
半島である性質上、拡大していくことができない、限られた土地にできた街。
騒音、大気汚染、交通渋滞……それはそれは、息苦しい。

人口密度が高い、というのも便利なものだ、と思うことがある。
今日の午前中、ちょっと近所にバイク3人乗りで出たときのこと。
用事をすませて、次の目的地へ向かおうとバイクに乗ろうとしたら、
あらら、後輪がぺっちゃんこ。パンクしていた。
幸い家までは徒歩10分のところだったし、
バイク修理はここから歩いて2分程度のところに見当がある。
Satyanamak が一人でバイクを押して修理屋に向かい、
私とチントゥーは先に歩いて家に帰る、ということになった。

ところが、パンク修理の工房が、目の前にあったのである。
ハイウェイ沿い、トタン屋根に拾った木の枝で建てたような掘っ立て小屋。
インドに対して懐疑的になってる人なら、
「ちょっと目を離したスキにこの工房のヤツらがパンクさせたに違いない」
と思ってしまうところだろう。
それぐらい“渡りに船”な、うますぎる話だったのだ。
修理のため、タイヤを見てもらうと、中のチューブがかなり老朽化して、
穴が一ヵ所開いており、空気入れのところにも亀裂が入っていた。
少し待ってる間に新しいチューブに交換してもらい、
無事に用事を済ませて家に帰ることができた。

これと似たような話が、過去に2、3度起きている。
いずれも、バイクの修理に関連して「便利だなぁ」を実感したエピソード。
ひとつだけ。

まだチントゥーが生まれていなかった時、
何かの用事で、南にある都心部までバイクで出た帰り、
深夜ちかくになって帰途につこうとしたら、バイクが動かない。
まだバイクを買って間もない頃だったと思う。
何が原因か、どうしたらいいのか、さっぱり見当がつかない。
修理屋といってももう当然みんな閉めてしまっただろうし、
一晩ここに置いておいて、明日また取りに来る、というのも不安だ。
と、途方に暮れるまもなく、我々の前に一人の男が現れた。
「どうした、動かないのか」
我々がバイクを停めていた場所のすぐ前にあるガソリンスタンドの従業員で、
そこに寝泊まりしているらしかった。
「エンフィールドなら詳しいよ、このスタンド、ガレージもやってるから」
見ればたしかに、ガソリンスタンドの敷地内には、
何台もの使い込まれたエンフィールドが停めてある。
その人に見てもらうと、なんのことはない、ガス欠だった。
最寄りのガソリンスタンドまでの道順を丁寧に教えてくれたあと、
彼は再び、スタンドの建物に寝に戻っていった。

私が一人でバイクで出たときにも一度、壊れて自走不可能になったことがあったが、
その時にもあの重いバイクを押して一人で歩くハメにはならず、
至近距離にバイク修理屋(エンフィールドライダー御用達)がいたものだった。

どこかに誰か、助けてくれる人がいる。
窮屈ではあるが、そんないい面もある。
そんな街です。


2traffic.jpg

ただでさえ足の踏み場もない雑踏、お祭にでもなれば
車、犬、自転車に人人人、動くものすべて入り乱れ、大変な騒ぎになる

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